いつも持ち歩く化粧品や、毎日使う日用品。
そんな身近なものほど、好きなデザインを選びたいと思います。

たとえば「デザインは好きじゃないけど中身はOK」な1000円のものと
「中身はいいし、デザインが大好き」な1500円のものと。
500円の違いを高いと感じるか、妥当と感じるか、なのですよね。
使い捨てのものならまだしも、長くずっと使うものなら
500円余計に払っても、満足できるものを「自分のもの」にしたいです。
もちろん、1000円でデザインも中身も最高のものがあれば
それに越したことはないし、
相場が1000円程度なのに3000円もするようでは、買う気にならないけれど。
というわけで、乾燥する季節に欠かせないリップクリーム。
例年なら缶入りの、指に取って塗るタイプのリップバームを買うのですが
(なぜって、スティックよりもデザイン的に素敵なものが多いから)
今年の秋はスティックを探すことに。
というのもうちの彼がずっと「唇の乾燥がどうも治らない」と訴えていて、
缶入りは指がベタベタするからイヤだ、と言うからです。

たしかに。スティックタイプで素敵なのがあればそれが一番。
で、 InfinistoriaのOPERAシリーズを選びました。
容器がプラスティックじゃなくてスチールだったらもっといいけど
この値段でこの成分なら、満足できる内容です。

持ち歩いても、置いておいても、目障りじゃないリップ。
結局、この冬じゅうは彼と二人で使ってもこれ1本で事足りるわけだし、
1500円払っても十分にモトが取れると思います。
身近なものほど好きなデザインを。
暮らしを少しだけ豊かにする、小さいけれど大きなポイントです。
Veronica
実家の父が趣味で育てているみつばちのはちみつ。
毎年必ず、送ってもらっています。

濃厚で香りのいいパパはちみつ。ラベルはSHIgeのデザインです。
2010ヴァージョンは、今までのナチュラル路線を踏襲しつつも
くっきりとラインの強い、ちょっと主張するデザイン。
前のヴァージョンも好きだけど、これもとっても気に入っています。
デザインに合わせてキャップも黒を選びました。
甘い甘いはちみつ×ブラックのキャップ。
なかなかない組み合わせだけにこれまた気に入っています。
ラベルのデザインとキャップの色を決めてから、
TAKEOのショールームに2人(+小さいの1人)で行き、
たくさんの見本を見比べて、黒くて質感のある紙を選んできました。
それを四角くカットして、最後に麻紐をきゅっと結んだら、
matricariaオリジナルnatural blossom honey 2010のできあがり!

先日、mina perhonenの15周年記念イベントに行った際、
皆川さんにこのはちみつをプレゼントしました。
いつも優しい笑顔の皆川さんがさらに笑顔になって
「パッケージも素敵ですね」と言ってくださったのが
私もSHIgeもちょっぴり、いえ、かなりうれしかったのです。
山口の田舎でとれたパパはちみつが、
皆川さんの手に届くなんて。なんだかうれしいことですね。
さて、このラベルデザイン、はちみつだけではもったいないので
名刺のデザインも合わせてかえてみました。

こちらもやはり、黒でアクセントを付けたくて、
ひとつひとつ黒い紙紐を巻き付けることに。
今までのmatricariaに比べるとくっきりデザインの名刺ですが、
この紐を巻くことで手作り感が増す気がします。
さてさて、今年のはちみつ収穫はもう終了しています。
みつばちたちは、もう冬支度。
今年も父はその手助けをしていることでしょう。
来年オープン予定の雑貨カフェでは、
このはちみつも販売するつもりです。
店内のメニューにもはちみつを使った料理を入れる予定。
みなさんにもいつか食べていただけたらうれしいです。
Veronica
前回、おいしいコーヒー豆とコーヒー道具について書いたので
今回は大切なコーヒーカップのことを。

わが家には、モノを買う際のルールがありまして。
それは、収納できないモノは買うべからず──。
コーヒー用も紅茶用も、ほしいカップはいろいろあるのですが、
カップボードに収まる分だけを、吟味して揃えています。

1953年に発表されたKiltaシリーズの後継TEEMA。
ご存じ、フィンランドARABIA社の人気シリーズです。
デザイナーは現代食器のスタイルを作り上げたkaj franck。
無駄な装飾を廃したシンプルかつ美しい形もさることながら、
彼が作ったものは、使いやすさの点でも非の打ち所がありません。
コーヒーカップでスタッキングできるものってあまりないんですが
これはきちんと重なります。その点でも非常に実用的。
この先もずっと、定番であり続けることでしょう。

ARABIA社は買収されて、現在iittalaに変わっていますが、
わが家のカップは愛すべきARABIA時代のものです。

スウェーデンGustavsberg社のAdamとEva。70年代のヴィンテージです。
デザインは、Stig Lindberg。
最初はAdamだけを買い求めていたのですが、
Adamが手元にあったらEvaもほしくなるのが人情というもの。
でも、Evaって市場に出回っている数自体がとても少ないので
おのずと価格も高騰しているのです。
この買い物は、食器類の中でも1,2位を争う悩みどころでした。
でもやっぱり買ってよかった。AdamとEvaは対でなくちゃね。
そうそう、AdamもEvaも復刻版が出ています。
何度かお店で見かけましたが、オリジナルに比べると
色の深みや丸の不揃い具合が、全く違います・・・。
オリジナルに忠実で、値段がリーズナブルだったら
復刻版を何客か買ってもよかったんだけどな。

オリジナルはカップの裏の刻印も素敵です。
色や形が好きなら、刻印やデザイナーなんて関係ないじゃない、と
思う方もいるかもしれませんが、それも考え方しだいだと思います。
たとえば私はAdamとEvaの名前を知ってから余計に愛着がわいたし、
大切に作られたモノには、素敵なストーリーや背景があるものです。
それを知ると、さらに大切に使いたくなるんですよね。

それに、単純にかわいいと思うんです、カップの裏の刻印。
洋服だって、タグがかわいいとうれしくなったりしませんか?

これも大好き。今や伝説と化している航空会社BRANIFFの
ファーストクラスで使われていたコーヒーカップです。
デザインはミッドセンチュリーを代表するデザイナーAlexander Girard。
狭い機内で使うことを考慮した細長い形状。
これって、わが家の限られたスペースにもありがたい形なんです。
なににせよ、この鋭角的なデザイン、とっても好きです。

BRANIFFのカップは生産国が3つあります。アメリカ、韓国、日本。
わが家のはアメリカのHall社製。Hall社の刻印は圧倒的にかっこいいのです。
HALL CHINAとありますが中国製じゃないですよ。陶器のほうの意味です。
ちなみに、エコノミークラスは同じデザインでプラスティック製です。
それにしても、ブラニフ航空は一度乗ってみたかったです。
あんなオシャレなエアライン、この先登場することはあるのかしら?
*

さて、それでは、ひとり優雅にコーヒータイムを満喫しましょう。
なんてね。

大人はコーヒー、トキワはほうじ茶で朝ごはんです。
Veronica
朝は、コーヒーか紅茶か抹茶をかならず淹れます。
そうしないと、朝の楽しみをひとつ損した気になるのです。

コーヒーは、味ももちろん好きですが、それ以上に香りが好き。
豆を挽き、ドリップしていると、狭い室内に香りが充満していきます。
飲む前から、嗅覚で味わってる感じ。

道具一式は、壁に作り付けた棚に置いています。
この棚は彼の手作り。余分な装飾は一切なく、ミニマルそのもの。
彼が敬愛してやまないドナルド・ジャッドの作品のようにも見え、
私もとても気に入っています。
ポットは業務用のエルムコーヒーポット(通称KOINU)です。

これは5人用ですが、2人用もかわいらしいですよね。
コーヒーポットといえばOEMが野田琺瑯の月兎印あたりが人気ですが、
うちはあえてそのへんをはずしたくって。
そう思う人は多いのか、「このポットどこの?」とよく聞かれます。
そして、ドリッパーとサーバー。これは少々ややこしいのです。

サーバーもドリッパーもガラスで、セットのように見えますが、
じつはそれぞれ別の通販で買ったもの。
どういうことかといいますと・・・本来の商品はこうだったのです。

左はベルメゾンで買ったドリッパー付きコーヒーサーバー。
ガラス製というのがドリーミーで、気に入りました。
でも、サーバーの曲線がいまひとつ。しかも目盛りが付いてない!
コーヒーサーバーなのに目盛りがないの!?!?
で、フェリシモにもガラスのサーバーがありまして(写真右)。
これは形も好みだし、もちろん目盛りも付いています。
けれど惜しいことに、これにはドリッパーが付いていないのです。
というわけで、ドリッパーはベルメゾン、
サーバーはフェリシモを採用し、わが家の道具と相成りました。
※ちなみにベルメゾンのサーバーは、工芸茶を淹れるのに活躍中。

コーヒーミルはポーレックスです。
手挽きなので量が多いと大変ですが、今のところ問題なし。
屈伸とかしつつ、エクササイズだと思って挽いています(笑)。
いつかはシルバーのナイスカットミルに買い換えたいなぁ。
サーバーの下に敷いているのは、自分で編んだグレーの麻糸のコースター。
毛糸よりもコシがあるので、こういう使い方に向いています。

ペーパーフィルターはパラフィンの袋に入れて保管しています。
汚れないし、パラフィンってなんだかかわいいので。
手作りの棚とコースター、紆余曲折があった(?)道具一式で、
コーヒータイムはさらに楽しくなるのです。

最後に豆の話。これだけ道具の話をした後にアレですが(笑)、
じつは豆選びこそが、コーヒーの味を左右するんですよね。

生豆の段階で、どれだけ優れた選別がなされているか。
まずその時点でコーヒーの質がほぼ決まってしまいます。
次いで、ロースト(焙煎)の技術。
ドリップの方法っていろいろ言われていますが、
いい生豆を選び、いい焙煎を施すことのほうが重要なのです。
ここまでで、最終的なコーヒーの味の9割が決まるそう。
つまり私たち消費者に必要なのは、いい豆を売ってくれる店を探すこと。
逆にいえば、いい豆さえ手に入れば、
ドリップの仕方はけっこう自由に楽しめばいいんじゃないかと思います。
わが家の一番のお気に入りは
スペシャルティコーヒーの先駆者である堀口珈琲の豆。
そして、最近よく飲んでいる北鎌倉・石かわ珈琲のオーナーも
堀口珈琲の出身者なのだそうです。

石かわのきたかまブレンドは、フレンチローストですが
苦味が強すぎず、酸味もほどよくて、今一番のお気に入り。
通販でも、400グラムまでならメール便で送ってくれます。
送料も200円しかかからないので、一度お試しあれ。
Veronica
今回の京都旅行で、以前から探していたものを買うことができました。
それは、錫(すず)のお猪口。

これまでにも錫の酒器は意識的にいろいろ見ていたのですが
なかなか「これ」というデザインにめぐりあえず。
期待を込めて向かった先は、日本で最古の錫工房・清課堂。
お店の雰囲気は「ここがあの清課堂!?」と一瞬不安になるくらい
何のてらいもなく、どちらかというと庶民的な個人商店という印象。
でも、ガラス戸の中に陳列された作品たちはモダンでかっこよくて、
じーっと見ているとどれもこれも欲しくなってしまうのです。
値段的に何個も買うことはできないので、悩みに悩んでこちらを購入。

錫の器というと、肌(表面)に杉目や鎚目(つちめ)など、
独特の柄を施して風合いを出したものを多く見かけますが、
私たちが惹かれたのは鏡面のように研ぎ上げられた肌合いでした。
すっとまっすぐに立ち上がったシンプルな形も素敵です。
彼のブログでも紹介していますが、スタッキングできて実用性も文句なし。
これでまたひとつ、日本酒を味わう楽しみが増えました。
肌合いや形の違うお猪口も使ってみたいし、
徳利やちろりもいつかは欲しいな、と思ってしまいます。
オンラインショップもあるようですが、やはり実物を見てから買いたい。
京都へ行くたびにお店に寄っては、ご縁があれば買ってしまうかも。
7代目店主はまだまだお若いんですね。今後のご活躍にさらに期待!
そしてもうひとつのおみやげは、まったく買う予定のなかったもの。
お数珠です。

今回の旅の目的のひとつは、私の兄が分骨されている西本願寺に
お参りに行くことだったのですが、お寺を初めて訪れたトキワが
売店で売られているお数珠にえらく興味を示したため、
うちの彼が「数珠って天然素材だし色も渋いし、いいよねぇ」と言い出して。
西本願寺で買ってもよかったのですが、
赤ちゃん用にしてはいい値段だし、せっかくなら好きなデザインにしたいので
「どこか仏具屋さんで探してみようか」ということになったのです。
数珠を見つけたお店の詳細や購入の顛末は彼のブログを見ていただくとして
結局、トキワ用とパパ用と2つを購入しました。

小さいほうをトキワにはめるとこんな感じ。

けれども、おとなしく腕にはめてなんかいません。
まず手始めにじーっと眺め、
むーんと引っ張り回し、
なめまわしたかと思うと
やけに嬉しそうににんまり笑い、
さらには頭にかざしてご満悦。
大いに盛り上がりまくるトキワ和尚なのでした。
**旅のメモ その2**
ギャラリーひたむき
清課堂に向かう途中で見かけて立ち寄ったギャラリー。
小さい空間に、気になる器がいろいろ。
今回は買わなかったけれど、気になる作家さん↓をここで知った。
木下和美さん(京都の作家)
シンプルでシャープなラインがけっこう好み。
黒釉の色合いも素敵。
濱中史朗さん(山口の作家)
私の地元・山口の人。萩焼にもこんなモダンな作品があったとは!
ギャラリーひたむきで見かけたのはレース模様のロックグラス。
なんて乙女なの!と思ったのだけど、シャープなラインの
男っぽい器もいろいろ作っているよう。
Veronica