ハニー&バニラの日本酒カクテル

前回は、お燗の楽しみ方をまとめましたが、
さらに自由度を広げ、「お燗カクテル」をご紹介します。


適度に温めた日本酒にバニラビーンズと乾燥ジンジャー(なくてもOK)、
シナモンスティック、はちみつをお好みで合わせたわが家のオリジナル、
名付けて「燗(かん)バニラハニー」です。

日本酒って、はちみつのような香りがする種類があるので
相性がよさそうだと思い試してみたのですが、まさにぴったり!
バニラの甘い香りとジンジャー、シナモンのほどよい刺激が
いいアクセントとなり、非常においしいです。
甘さはお好みなので、はちみつの量は調整してください。


思いついたのは、ホット赤ワイン(グリューワイン)を作っていたとき。
「これって、日本酒でもいけるんじゃない?」と思ったのです。
グリューワインは冬になるとよく作りますが、
燗バニラハニーも、すっかりわが家の定番になりました。

お鍋に材料をすべて入れて温めるだけなのでとても簡単。
注ぐときに、茶漉しなどでこしてください。

日本酒の自由度を物語るホットカクテル。
体が温まるし甘くて飲みやすいので、女性にもおすすめです。
たっぷり作って、たっぷり味わってくださいね。

Veronica

もっと気楽に熱燗を

日本酒好きが高じてきき酒師になっちゃった私ですが
日本酒って、知れば知るほど自由度が高いなぁと感心します。
和食にはもちろん合うんだけど、中華にも焼き肉にもいける。
種類によってはフレンチやイタリアンにも合いますよね。
とはいえ、私はワインもカクテルも大好きなので、
「どんな場面でも日本酒!」ではなく、料理や場面によって
合わせるお酒もの種類ももちろん変えていますけど。

日本酒の自由度は、合わせる料理の幅だけじゃありません。
飲用温度帯がここまで広いのは、日本酒だけの特性です。
常温はもちろん、冷酒にしてもロックにしても美味。
そして今の季節はお燗も頻繁に楽しんでおります。

お燗の温度は、5℃間隔くらいで細かく楽しめます。
かつては、まともな料亭や小料理屋には「お燗番」という、
燗付けのスペシャリストがいたくらいですから。
呼び名も、体温より低めの日向燗から、
徳利を持った瞬間に「熱っ!」となる飛び切り燗まで、
なかなか風情のある名前がついています。

今でも、燗番のいるお店や日本酒に詳しい店に行くと
絶妙な頃合いに燗を付けた酒を提供してくれますが、
自宅でも気軽に楽しみたいものですよね。
湯煎で味わうときは、この記事など参考になります。

もっと手軽に電子レンジでも大丈夫。
これなら本当に簡単なので、思いついたらすぐ熱燗にできます。
ただ、首の細くなった徳利は温度ムラが出やすいので
こんな感じで、細い部分にアルミを巻くのもおすすめです。

日本酒は、好きな酒器で雰囲気ごと楽しみたいもの。
わが家で燗付けに使っているのは、
鎌倉の雑貨屋さんで見つけた真っ白い徳利と、こちら。

カイ・フランクが手がけたミルクピッチャーです。
日本酒用にぴったりのサイズなので、
4合瓶からこれに移し替えて冷酒をサーブしたり
燗を付けたりするのにとっても重宝しています。

あ、それから。
「燗に向くのは本醸造か純米酒で、大吟醸は向かない」
などといわれることも多いのですが、これは、
大吟醸をお燗するとおいしくないということではなく、
大吟醸の醍醐味は「華やかな香り」「すっきりとした喉ごし」に
あるので、ほどよく冷やしたほうが、その長所が
さらによく味わえる場合が多いということ。
「大吟醸にお燗はタブー」というわけではなく、
人肌燗程度に温めて味わうと香りや味が際だつこともあるのです。
要は、飲む人がそのお酒をどう味わいたいか、です。


私のおすすめは、「冷酒でも常温でもお燗でもおいしいお酒」
を常備しておくこと。たとえば最高級の大吟醸は
手みやげやちょっとしたパーティのときなどにおすすめですが
常備するにはやや高め(ワインに比べるとかな〜りお得ですが)。
自宅に常備するなら、1000円台前半の吟醸酒がよいでしょう。
クセがなく、すっきり飲めて、米のまろやかな旨味もある。
そういうお酒なら、どんな温度で飲んでもおいしいです。

Veronica

錫の酒器と揃いの数珠

今回の京都旅行で、以前から探していたものを買うことができました。
それは、錫(すず)のお猪口。
seikadou01

これまでにも錫の酒器は意識的にいろいろ見ていたのですが
なかなか「これ」というデザインにめぐりあえず。
期待を込めて向かった先は、日本で最古の錫工房・清課堂
お店の雰囲気は「ここがあの清課堂!?」と一瞬不安になるくらい
何のてらいもなく、どちらかというと庶民的な個人商店という印象。
でも、ガラス戸の中に陳列された作品たちはモダンでかっこよくて、
じーっと見ているとどれもこれも欲しくなってしまうのです。

値段的に何個も買うことはできないので、悩みに悩んでこちらを購入。
錫

錫の器というと、肌(表面)に杉目や鎚目(つちめ)など、
独特の柄を施して風合いを出したものを多く見かけますが、
私たちが惹かれたのは鏡面のように研ぎ上げられた肌合いでした。
すっとまっすぐに立ち上がったシンプルな形も素敵です。
彼のブログでも紹介していますが、スタッキングできて実用性も文句なし。
これでまたひとつ、日本酒を味わう楽しみが増えました。

肌合いや形の違うお猪口も使ってみたいし、
徳利やちろりもいつかは欲しいな、と思ってしまいます。
オンラインショップもあるようですが、やはり実物を見てから買いたい。
京都へ行くたびにお店に寄っては、ご縁があれば買ってしまうかも。
7代目店主はまだまだお若いんですね。今後のご活躍にさらに期待!

そしてもうひとつのおみやげは、まったく買う予定のなかったもの。

お数珠です。
数珠01

今回の旅の目的のひとつは、私の兄が分骨されている西本願寺
お参りに行くことだったのですが、お寺を初めて訪れたトキワが
売店で売られているお数珠にえらく興味を示したため、
うちの彼が「数珠って天然素材だし色も渋いし、いいよねぇ」と言い出して。

西本願寺で買ってもよかったのですが、
赤ちゃん用にしてはいい値段だし、せっかくなら好きなデザインにしたいので
「どこか仏具屋さんで探してみようか」ということになったのです。
数珠を見つけたお店の詳細や購入の顛末は彼のブログを見ていただくとして
結局、トキワ用とパパ用と2つを購入しました。
数珠02

小さいほうをトキワにはめるとこんな感じ。

数珠03

けれども、おとなしく腕にはめてなんかいません。

toki-juzu02まず手始めにじーっと眺め、

toki-juzu05むーんと引っ張り回し、

なめまわしたかと思うと
toki-juzu03やけに嬉しそうににんまり笑い、
toki-juzu01さらには頭にかざしてご満悦。

大いに盛り上がりまくるトキワ和尚なのでした。

**旅のメモ その2**
ギャラリーひたむき
清課堂に向かう途中で見かけて立ち寄ったギャラリー。
小さい空間に、気になる器がいろいろ。
今回は買わなかったけれど、気になる作家さん↓をここで知った。

木下和美さん(京都の作家)
シンプルでシャープなラインがけっこう好み。
黒釉の色合いも素敵。

濱中史朗さん(山口の作家)
私の地元・山口の人。萩焼にもこんなモダンな作品があったとは!
ギャラリーひたむきで見かけたのはレース模様のロックグラス
なんて乙女なの!と思ったのだけど、シャープなラインの
男っぽい器もいろいろ作っているよう。

Veronica

辻和美さんのガラス

2ヶ月ほど前にメールでお願いしていた辻和美さん
「みにちょこ」たちが、やってきました。春の初めのことでした。

なんて、なんて・・・・・・なんてかわいいのでしょう!
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左から、センセン、マド、ホリホリ、ツブツブ。
乙女酒のおちょこにぴったりの小さなサイズです。
何度も手に取り、眺めたり、並べたり、重ねたり。

そしてもちろん、日本酒を注いで飲んでみたり。
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好きな器があるだけで、こんなに幸せになれるんですよね。
「味わう」という行為は、視覚との関わりも深いんだと実感します。

辻和美さんのガラス、最初の出会いは「そばちょこ」でした。
みにちょこよりも大きいサイズで、まさにそばつゆを入れたり、
果実酒をいただいたりするのにちょうどいい。かなり活躍しています。
tsuji3.jpg

モノを増やしすぎると、逆に生活を貧しくする気がします。
食器も、食器棚に収まる程度にしか買わないというのがポリシーです。
でも、おちょこだけは、吟味していても、つい増えていきます。
小さいから、わが家の限られたスペースにもちゃんと収まるし、
スタッキングできるものを選べばまだまだいけそう。

Veronica

さくらの盆栽

今年も、お部屋で桜が咲きました。
sakura1.jpg
わが家の盆栽は旭山。あまり大きくならないのでまさに盆栽向け。
八重咲きで、鞠のようなかわいらしい花を付けます。

去年はベランダに置いていたので、
世間の「開花予想」とさほどズレることなく咲きましたが
今年はずっと室内に置いているので、かなり早咲きでした!
緑のつぼみから、濃いピンクが少しだけのぞいたのが3月8日。
その2日後にはピンクの割合がさらに増し、13 日に1輪目が開花しました。

自然に任せて外に置くのももちろんいいものですが、
室内に置いて、間近で観察できるのもかなりいいです。

sakura2.jpg
sakura3.jpg

桜って、咲いてる状態だとピンクというより白に近いですよね。
花びらを間近で見ると、「けっこう白いんだなぁ」と思います。
でも、緑のつぼみからのぞく最初のピンクは、かなり濃いんです。
こんな具合でした──
dsc_0006.jpgdsc_0007.jpg
淡い桃色、なんてものではなく、むしろショッキングピンク(笑)。
色素がぎゅっと濃縮しているみたいな元気な色です。
やがて花が開き、花の数自体も増えていくにつれ、
ピンクの色素が分散して、白くなっていくんだなぁと思いました。

夜は、乙女酒をかたむけながら、
キャンドルの明かりで夜桜見物とまいりましょう。
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Veronica

 

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