2012/05/31 5:38 PM Art

杉本博司 ハダカから被服へ


原始人からモダニズムまで、杉本博司の被服を考察した展覧会が品川の原美術館で行われています。


いつもは完全に窓を覆ってしまう原美術館ですが、作家の 意図により自然光が入る写真展としては珍しい空間になっています。
しかし、それがかえって日常的で自然な空気感になっていて、リラックスして鑑賞を楽しめます。


展覧会関連書籍「秘すれば花」は和装の袋綴じになっていて、プレミア必至。
ウィットを感じるタイトルです。
とてもアイテム感をくすぐられる逸品なので、書棚のコレクションに加える事をお勧めします。
Mondo Alfa
モノクロームで切り取る「装い」の歴史  〜「杉本博司 ハダカから被服へ」〜
http://mondo.alfaromeo-jp.com/art/1996

原美術館
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html

SHIge

2011/12/19 2:48 PM Art,Goods

シャルロット・ペリアン


シャルロット・ペリアンの代表作オンブル。
合板の曲げ木、スタッキング可能、デザインの斬新さ、モダンデザインの椅子の傑作です。

一般にはモダニズムとは1つのデザインのジャンル的なもので、デザイン的アプローチで表現されたものがモダンだと認知されている人が少なくないと思われます。
しかし本来のモダニズムとは、装飾や絵柄などに頼らない本質的な形状の美しさを追求し、素材や技術を探求して形状の可能性の幅を広げ、さらには最良の機能性をも追求し、それを社会一般に浸透させようとしたものです。
モダニズムと言うのは、ただ単純にカッコイイものと言う以上に、既存の価値観より優れたものを生みだそうとした先進的な向上心を持つ偉大な人々の指針なのです。
つまり、カッコイイけど使い辛い、すぐ壊れる、素敵な模様が付いている、値段が超高い、何かのモチーフをデフォルメしたもの、歴史があるから、有名デザイナーだから、ダイヤが付いてるから、等々はモダンデザインではないのです。

20世紀初頭、アカデミズムやブルジョア的価値観と闘った史上最も重要な建築家ル・コルビュジエの元で、椅子やインテリアの価値観を一変させたシャルロット・ペリアン。コルビュジエのLCシリーズを84年前に、しかも若干20代前半でデザインしたとはまさに驚きです。
モダニズムとは、どの時代にあっても普遍的な価値基準であり、流行や時代に関係ありません。ですからポスト・モダンとは幻想で、装飾華美なポスト・モダンは今日ではお土産物的なデザインものにすぎないのが実情です。
大事なことは、美しさ、素材、機能。

うちのロフトにあるペリアンの80年代のライトですが、可動式のフラップで光を直接照明か間接照明に変えることが出来ます。斬新なデザインと機能で気に入っています。

mondo alfa
世界のインテリアを変えた女性、ペリアンが日本に遺したもの
http://mondo.alfaromeo-jp.com/art/1130 

SHIge

2011/05/11 10:48 PM Art

Richard Lindhのポット

richard _lindh

Richard Lindh(リカルド・リンド) はフィンランドの陶磁器メーカーARABIA社に在籍していたアート・ディレクターで陶芸家です。
写真は彼が60年代にデザインした植木鉢。


側面が垂直なものはよく見かけますが、これは上方が広がっているあまり見ないタイプです。鉢と受け皿が一体になって見えるデザインは、まるでフランク・ロイド・ライトが設計したグッゲンハイム美術館の様。鉢底の水抜き穴まで特徴的なデザインです。


植木鉢なのに建築っぽい構造的な美しさに惹かれて買ってしまいましたが、しばらく何も植えずに保管していました。
というのも、このデザインに見合うものは松の盆栽しかない!と勝手にイメージしていたのですが、この鉢に合う大きさの盆栽は松に限らず値段が高くて…。
ですが先日、やっと松を購入して植えてみました。
日本とフィンランドの芸術の融合は、なかなかどうして、思惑通りの凛とした美しさです。

SHIge

2010/10/25 2:29 PM Art

大徳寺塔頭 龍源院

半分仕事で行った京都。もう半分の観光は大徳寺塔頭の1つ龍源院に行ってきました。
枯山水の名所として有名で、枯山水の写真集で見てから1番に行きたかったところです。


最初に出てくるのが、こ沱底(こだてい)という庭で、阿吽の石と呼ばれる石は聚楽第の基礎石と伝えられるモノ。
写真は阿の石を配した部分です。


次は東渓禅師が師である実伝和尚から賜った「霊山一枝之軒(りょうぜんいっしのけん)」という室号から名づけられた庭。
昭和の作庭で、石と白砂と苔のコントラストが見事です。


ほとんどが苔で構成される竜吟庭(りょうぎんてい)は室町時代の作庭。
眼前に広がる苔が圧倒的です。


最後に見たのが、四方を廊下に囲まれた東滴壺(とうてきこ)。
じつは写真集で見てから、これを見たくてしょうがなかったんです。
昭和の大作庭家、重森 三玲の弟子になる作庭家で、鍋島 岳生(なべしま がくしょう)による1960年の作庭です。
現代壺庭の傑作と呼ばれている庭だけあって、そこらの現代アートでは全くかなわないだろう、造形に対する美意識を感じます。
普通だったら単なる廊下に囲まれたデッドスペースが、このために用意された様な空間。まさにインスタレーションですね。

極端に小さくてもいいから、いつかモダンにアレンジした、現代住宅にマッチするような石庭を造れたらいなぁなんて思いました。

SHIge

2009/08/29 1:29 PM Art

RX78 Gundam 1/1scale at お台場

Gundam01.jpg
18メートルの等身大ガンダム。
結構みなさん行っているみたいですね。
いや、男なら行くべきか。
8月31日までの展示ということで、僕も駆け込みでお台場に行ってきました。
Gundam02.jpgGundam03.jpg
FRP製の外装ですが、わりとリアルに出来ていて質感がありました。
人混みと比べると、そのデカさがわかると思います。
カメラ小僧にまじって写真をパシャパシャ。
ていうか、僕も単なるカメラ小僧と化してました…
等身大が展示してあると言うだけですが、1stガンダム世代にとっては感動モノでした。

SHIge

 

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