2022-05-13

マリトッツォだけじゃない!伝統的イタリア菓子、真の魅力

イタリアのドルチェがブームです。

ブームの火付け役は、言うまでもなく「マリトッツォ」。
福岡のベーカリー『アマムダコタン』が大々的に売り出して日本でも一躍大人気になり、2021年の流行語大賞にまでノミネートされました。

この記事では、マリトッツォに続いてブームを巻き起こしそうなナポリ銘菓「スフォリアテッラ」と、同じくナポリ発祥の「ババ」、そしてシチリアを代表する「カンノーロ」の魅力をお伝えします。

■ローマの銘菓「マリトッツォ」

表参道にも進出したアマムダコタン。
相変わらず行列がすさまじいのですが、仕事のため、急ぎで食べる必要に迫られて、
やむを得ず、2時間近く並んで買ったマリトッツォです。

マリトッツォはローマの伝統的な銘菓。昔っから普通に売られているので、最近の日本でのすさまじい人気っぷりをローマっ子が知ったらびっくりするに違いありません。

■パリパリ食感がくせになる「スフォリアテッラ」

マリトッツォを皮切りに注目を集めているイタリア菓子。次に流行しそうなのがナポリの銘菓・スフォリアテッラ(複数形はスフォリアテッレ)です。

ナポリの焼き菓子、スフォリアテッラ(sfogliatella)。
「ひだが何枚も重なった」という名前の通り、極薄のパイ生地を何層にも重ねて焼き上げます。
ほかのお菓子では体験できないくらいのパリッパリ食感が最大の魅力です。
中に詰めるフィリングは、セモリナ粉、水、リコッタチーズ、砂糖、卵などを練り合わせ、
レモンやオレンジなどのピールをアクセントに加えたもの。
なめらかでボリュームがあり、パリパリ生地とのコントラストが絶妙なのです。

私が公の記事で初めてスフォリアテッラを紹介したのは2012年だったのですが、当時はイタリア人担当者/イタリア旅行経験者、もしくは当時からおいしいスフォリアテッラを扱っていた店に「よく行ってるよ〜」という友人以外は知らない人が大半で、「いやホント、めっちゃおいしいんだってば!」とおすすめしていたものです。

ご参考までに、当時からスフォリアテッラを売っているおすすめの2店舗を紹介しておきますね。

・グランドハイアット東京の「フィオレンティーナ・ペイストリー・ブティック」

こちらがフィオレンティーナ・ペストリー・ブティックのスフォリアテッラ。
ボリューム満点ですが上品でさわやかなクリームのおかげでペロリといけます。

・二子玉川の「アンティカ・ジェラテリア玉川店」 :ジェラテリア(ジェラート屋さん)ですが、スフォリアテッラも安くておいしいのです(店内で食べてしまうので、写真がなくてごめんなさい)。ナポリらしい、濃くておいしいエスプレッソもおすすめ!

■もうひとつのナポリ銘菓「ババ」

スフォリアテッラと同じく「ナポリの銘菓」として有名なのが、ババです。個人的にも大好物♡ しっとりした生地からじゅわわっとしみ出すシロップがなんともいえずおいしいのです。

ナポリの街角で見かけたこちらのお店。
ちょっと強面の(笑)看板キャラが持っているヒダヒダのやつはスフォリアテッラ、そして乗っかっているキノコみたいなやるがババです。

スフォリアテッラとババはナポリの二大ドルチェといってよいでしょう。キノコみたいな形状のものが多いですが、まん丸や楕円などさまざま。イースト菌の発酵作用で膨らませたフワフワの生地にラム酒などのリキュールをしっかりとしみ込ませた大人の味わい。フランスのサバランとルーツは同じですが、ナポリのババはトッピングのバリエーションがいろいろ。

しばし、ナポリのツヤッツヤなババの写真をお楽しみください♡

ナポリにはこういうお店がたくさんあって、若い人はもちろん、おじいちゃんやおばあちゃんも「食後のデザート」って感じでジェラートやババを食べ歩いていたのが印象的でした。

■次なるトレンドになるか?「カンノーロ」

スフォリアテッラと同じく、イタリア菓子のネクスト・トレンドとして注目されているのがカンノーロ(複数形はカンノーリ)。発祥はシチリアです。

もちろんナポリでも売られています。
真ん中あたりの筒状のものがカンノーロです。

「筒」という意味を持つ「カンノーロ」。筒状に揚げた生地に、リコッタチーズベースのクリーム(シチリアらしくレモンピールやオレンジ、ピスタチオを合わせたり、チョコチップを加えたり!)がぎっしり詰まっています。

ドレンチェリーの飾りがついたものもイタリア的です。

外側がザクザク・パリパリっとしていて中はさっぱり系のクリーム。そのコンビネーションが絶妙においしいのです。

カンノーリを食べるなら、ぜひおすすめしたいパスティッチェリアはこちら。

ラトリエモトゾー

1本のカンノーロの中に、両サイドから2種類のリコッタチーズクリーム(オレンジピールとチョコチップ)を絞り入れているそうです。イタリア産の小麦粉を使ったサックサクの生地とのバランスも最高です。

カンノーロは南イタリアの銘菓ですが、こちらは北イタリアのカンノンチーニ。
カンノーロは揚げた生地にリコッタクリーム、カンノンチーニはパイ生地にカスタードが詰まっています。これまた非常に美味!
ラム酒がしっかり効いたババもとってもおいしいです。

ラトリエモトゾーはとにかく何を食べてもおいしいので、足を運ぶ価値ありです!

イタリア版モンブラン、モンテビアンコも衝撃的なおいしさです。

「スイーツといえばフランス」というイメージがありますが、じつは多くのお菓子はイタリア発祥。16世紀にフィレンツェのメディチ家からフランス王家に嫁いだカトリーヌ・ド・メディシス(イタリア語名はカテリーナ・ディ・ロレンツォ・デ・メディチ)が、嫁入りの際にアイスクリーム職人や料理人を伴っていたとされ、豊かなイタリアの食文化をフランスで開花させたといわれています。

ローマ発祥のマリトッツォ。ナポリ生まれのスフォリアテッラやババ。シチリアのカンノーロ・・・・・・底力のあるイタリア菓子の魅力は尽きませんね。




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