2023-04-11

醤油1本で料理が変わる!心底おすすめ「母ゆずり」

1本で味が決まる。これを使えば劇的においしくなる。

そんな醤油を紹介したいと思います。

「そんなのある〜?」と半信半疑なお気持ちもわかります。
が、わが家では本当にそう実感していて、何年も同じ醤油を切らすことなく買い続けています。

あまりにおいしいので、料理教室にいらした方には、その日教えるメニューとは関係ないのに「この醤油、ちょっと味見して!」とお豆腐にかけて出してみたり。
友達への手土産に、「お菓子」+「関係ないけどこの醤油も」と持参したり。

で、一度この醤油を知った人はほぼ確実に、リピ買いしてますね。
私はいつも「だよね♡だよね♡」とガッツポーズなわけです。
おいしいものを分かち合えるのってホント幸せです。

このあたりで、一度その醤油の名前を明かしておきましょっか。
実際の使い方なども後ほどご紹介しますね!

鹿児島の人なら誰もが知ってる「かねよ」のお醤油、その名も「母ゆずり」。

「醤油は西へ行くほど甘くなる」と言われますが、母ゆずりは甘め醤油の中でぴかいちおいしい。
原料が最高級とか製法が唯一無二とかではないんですよ。
なんといいましょうか、「お母さんがいつも使ってる、あの味」的な、安さと間違いないおいしさを兼ね備えたお醤油なんです。

「甘い」だけではなくて、「旨み」を感じるので、本当にこれ1本で味が決まっちゃう。
何年も使っていますが、いつも「すごいなぁ」と感心しますね。

鹿児島の物産館などでも買えますが、なかなか行けないので、最近はもっぱらAmazonで。
送料とのバランスを考慮すると、3本まとめ買いするのがお得です。
楽天なども見ましたが、現時点ではこれ↓が最安ですね。

3本届いたら、2本は常備スペースに入れておきます。が、わりとすぐに使ってしまいます。


Amazonの評価にも

「20年前 鹿児島の友人からいただき それから我が家はこの醤油オンリー!
刺身、お寿司はもちろんのこと 醤油を使う料理はこれじゃないと なにか物足りない!になります」
「九州味の醤油を求めて、やっと辿り着いた醤油です」
「煮物などで使用しています。みりんもあまり使用せずいい味が決まります。
照り焼きなどはこれ一本で味が決まり、とても便利です。」

などなど、頷いてしまう高評価がずらり。

「私は他の醤油は食べられません。
ずっと 母ゆずり濃い口を使ってます!」
↑これ「あれ?私が書いた?」と思ってしまったくらい、激しく同意。

とはいえ、母ゆずりだけですべての「醤油」をまかなっているわけでもありません。
基本的な味付けはほぼ「母ゆずり」だけど、「きりっとした醤油感がほしい」というときは関東の濃口醤油を使います。
そこはほら、使い分けです。


たとえばですけど、塩とかオイルとかを使い分けてる人ってけっこういますよね。
わが家も、塩は粗めの岩塩、細かめの海塩、ハーブ塩、お土産でもらったちょっといい塩などなど、いくつか使い分けてるし、油はオリーブ、米、ごま、グレープシードの4種を、酢は米、アップルサイダー、バルサミコの3種を常備しています。

醤油だって、料理に合わせて使い分けすることで、手間は一緒なのに俄然味が変わってきますから。

実際問題として、一般的なレシピだと「醤油」としか書いてないですが、そこで「鹿児島の甘い醤油」を使うか「関東の一般的な醤油」を使うかで、仕上がりは全く違ってくるんです。

なので、私の料理教室では、単に「醤油」と書くことはほぼなくて、九州の甘い醤油がいいのか、普通の濃口がいいのか、はたまた中華の老抽なのか、明確にしてお教えしています。
もちろん味見もしてもらうし、どこで買うのがお得か?にも言及します。

そこを省いてしまうと、「料理教室で習ったのに、家で作ったら違う味になっちゃったよ」ってことになりますから。

さて、ここで再度、「母ゆずり」の魅力/使い方をあらためてご紹介したいと思います!

●牛肉のマリネ

牛の赤身をかたまり肉で買ってきて、すぐできちゃう。そしてめっちゃおいしい一品です。

ちなみに、
DHCの「オリーブオイルを使った料理コンテスト」でグランプリをいただいたやつです。

フライパンにオリーブオイル少々を熱して牛肉の表面を焼きます。
※表と裏だけでなく側面も。色が変わればOKなので、焼きすぎに注意!
ななめにスライスしたら軽く塩・胡椒。はい、もうお皿に並べてオッケー。

オリーブオイルとお醤油たっぷり。
バルサミコ酢とはちみつを加えてもいいんですけど、「母ゆずり」だけで十分おいしい♡
いやはや、最高の前菜です。

●牛さし

牛肉をもう1品。
これはもっとストレートに醤油のうまさが堪能できます。
マリネと同様、表面(4面すべて)を焼いた、中身レアレアの牛肉。美しい〜♡

これをすすっと薄切りにしたら、「母ゆずり」とわさびを添えて食卓へ。
これがもう、、、言葉を失う絶品っぷり。

魚の刺し身ももちろんそうなんですけど、これを「普通の濃口醤油」でやったら、たぶん息子は食べません。

ていうか、私と夫も猛抗議ですねw



丑年の幕開けにつくった「赤べこ押し寿司」にも、もちろん「母ゆずり」を添えていただきます。
目玉がマヨネーズになってて、醤油と合いますよ、これw


●3日間漬け込む絶品唐揚げ

最近「何が食べたい?」と聞くと中学生の息子は必ず「唐揚げ」と答えます。

もともとは「揚げ物大好き」というタイプではありません。
食も細いほうかな?

でも、「母ゆずり」としょうが・にんにく〈どちらもチューブでオッケー〉たっぷりと、香り付けの紹興酒を入れて3日以上漬け込んでおく「わが家流唐揚げ」を確立してからは、とにもかくにも唐揚げを所望するように。

近所のスーパーでもも肉はいつも100g138円なんですけど、これがたまに100g93円とかになるんです。
そうなったら4枚以上買ってきて、まとめて下味。

だから、息子が食べたいタイミングというより、スーパーで底値になったら漬けるって感じ。
買ってきてから揚げるまでに3日は置くので、まさに「待望の」ですね。

なんなら1週間置いてもオッケーです。

でもこれ、普通の醤油だとどうしても塩味が強すぎて、下味つけて置きすぎると、「入れ過ぎちゃった!」「時間置きすぎちゃった!」ってなることも。


その点、「母ゆずり」は多少多く入れても、漬け込み期間が長くても、おいしさが増すだけで、「しょっぱい」ということにはならないんです。

そういう意味でも、味のベースづくりに向いています。

もちろん、仕上げのかけ醤油にも。



ほかにも、炊き込みご飯とか郷土料理とか、いっろいろ使ってます。

キハダまぐろを「母ゆずり」とごま油で漬けにしておき、うすぎりのアボカドと一緒に丼にするやつもお気に入りです。
もみのりと煎りごまをかけるのもお忘れなく。

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一家に1本、「母ゆずり」。
しつこいようですが(笑)、心の底からおすすめします。

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