2020-10-19

台北からの日帰りツアーが多数組まれ、観光客がたえない「九份」。
でもここは、日帰りより宿泊したほうが楽しめる街だと思います。


“観光地あるある”で、「駆け足でまわっても人の多さばかりが目につくけど、夜〜明け方の時間帯をのんびり過ごせば満喫できる」場所なのです。
私たちも「泊まってよかった〜」な滞在ができました。

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九份に行きたかった理由のひとつは「眺めのいい茶藝館に行きたい」から。
気に入って2回も行っちゃった茶藝館は後ほど紹介しますが、まずは最も有名な「阿妹茶酒館」に行ってみましょう。

■赤い提灯が人気の阿妹茶樓

昨夜も混雑していたこのあたり、翌朝もすごい人並みでした(深夜と早朝はすいてていい雰囲気♥︎)。阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)はこの階段の途中にあります。

レトロな雰囲気の店内を抜け、屋外の席へ。
まだ朝早かったので並ばず入れてよかったです★

まぁまぁよかったのですが、ここはやっぱり日が暮れて赤提灯が灯る時間帯がよいですね。でも、そうなるとかなりの行列・・・。
お茶の味も「普通においしい」という感じ。ほかにもっとおすすめの茶藝館があるのですっ!

■眺めも味も最高!イチオシの水心月茶房

九份のおすすめ茶藝館は「水心月茶房」。このエリアで一番古い「九份茶房」と同じオーナーが手がけています。

両者はメニューも一緒なのでどちらもおすすめですが、水心月茶房はオープン当初「天空之城」という名前だったくらい、とにかく眺めがいいんです。

外観は、九份ではめずらしい赤レンガ。観光客の動線から少しはずれた立地なので人通りも少なく落ち着いた雰囲気です。

茶器がたくさん並ぶ店内もなかなか楽しいですが、おすすめは開放感あふれるテラス席!

こちらの良さは、雰囲気だけじゃなくてお茶がとってもおいしいこと!

ちなみにチーズケーキも本当〜〜においしかったです♥︎

■2日連続で通っちゃうくらい魅力的

九份初日は外の景色が楽しめるくらいの天候でしたが、その後雨が降り、翌日も雨模様(山の中なので雨は多いようです)。

とにかく茶藝館をたくさん巡りたかったのですが、「昨日行ったあそこがよかった!」「あそこのお茶をもう一度飲みたい」「あのチーズケーキももう1回食べたい」と満場一致で、水心月茶房に再訪(笑)。

ちなみにお値段は、
まず「茶水費」というのが一人につきNT$100かかります。
 ※茶藝館ではよくある「基本料」のようなもの。

頼んだ茶葉は、1日目は「杉林渓烏龍」。
杉林茶区内で海抜が最も高い産地の限定茶。常時濃い霧におおわれ昼夜の気温差が大きいところだそうで、茶葉に好条件の気候と良質な水質で芳醇な茶葉がうみだされます。

緑茶のようなすっきりした味わいと、控えめながらもお花のような香りが特徴です。


2日目に頼んだのは「蜜香烏龍」。
こちらも産地は高海抜。発酵度が約20〜30%で、昨日のお茶とは色も全く違います。成育中にウンカ(虫)がつき、その影響で天然の蜜を思わせる香りが得られるんですって! 
ウンカって、実家の両親が「田んぼの敵」みたいに話していたものだけど、まさかそんな働きがあるとはっ。

九份/台北滞在中に何度もお茶を飲みましたが、中でも一番おいしかったのがこの「蜜香烏龍」でした。焙煎されている分、甘味がさらに引き出され、香りもよくて、本当によいお茶。蜜香烏龍という種類自体はほかのお茶屋さんでも見かけますですが、ここのがベスト。



茶葉は種類によって値段が違い、「杉林渓烏龍」「蜜香烏龍」はともに37.5gでNT$800でした。
高めですが、味が本当にいいし、余った茶葉はお土産に持ち帰れるので、大満足です。

ちなみにチーズケーキはNT$100でした。

最高の眺めと最高のお味。
「ここでお茶するためにまた九份に行きたい」と思わせてくれるお店でした。

■九份の街並みとグルメ情報はこちら↓にまとめました。


2020-10-17

羽田から台北松山空港(松山機場)へのフライトは約3時間半。
そこから九份までは約40km、車で1時間半ほどです。
バスもありますが、荷物も多いし時間を節約したかったのでタクシーで行きました(料金は1500台湾ドル前後。日本円で5000円くらい)。

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さて。「九份」といえば、赤提灯が軒先に並ぶレトロな風景。
この、山の斜面にへばりつくみたいにして続く長い階段をのぼると、その先にも小さなお店がたくさん並んでいます。

■九份の「茶藝館」、どこにする? おすすめはここ↓

かなりの数の観光客が押し寄せています(コロナ渦で今はすいているのだろうけど・・・)。日本人も多いけどとにかく中国人がすごい。写真を撮るために並ぶ人がいるくらい。

が、混雑しているのは赤提灯の撮影スポット周辺で、商店街(基山街)はそうでもなく。普通に買い物や飲食が楽しめます。

■まずは商店街を歩いてみましょう。

なんだかなつかしい感じのおもちゃがあったり
いまどきのオシャレな雑貨屋やコスメショップもあったりします。

ところで、九份は雨がけっこう降ります。あちらで出会う中国人(もしくは台湾人?)のみなさんはおそろいのレインコートを着ていたのが印象的でした^^

■素敵な筆セットを購入(名前入り)

食品以外のおみやげを買う予定は全くなかったのですが、ちょうど学校で習字の勉強が始まった息子のため、筆セットを買うことに。なんだか素敵なセットだったもので、つい。

息子の名前をその場で彫ってもらいました。名前の発音を中国語で教えてくれたり、「素敵な名前ね〜」と褒めてもらえたり。漢字という共通項があるから盛り上がったということもありますが、気持ち的にも日本人と近いというか、通じ合える感じ。台湾のよさって、「人の心地よさ」でもありますよね。

■牛肉麺ならここ!「九份老麺店」

さてお待ちかねのグルメ情報♥︎
まずは有名な牛肉麺のお店「九份老麺店」へ。基山街にあるのですぐわかります。

看板メニューの牛肉麺と、筍絲肉燥飯(メンマ入りルーローファン)を注文。ほかのお店もまわりたかったので、控えめに。それにしても安い!

太めの麺で、モチモチ食感。牛肉がけっこうたっぷり入っていておいしいです。八角の香りは控えめで、優しい台湾らしい味付けでした。

■魚のつみれスープが人気「九份傳統魚丸 」

いつも賑わっている「魚丸」(Fish ball)のローカル食堂。日本語のメニューも見せてもらえます。ゆっくり滞在する感じのお店ではないので、ささっと食べて散策に戻りましょう。

「綜合魚丸スープ」(50NT$)。イカのつみれ、椎茸とお肉のつみれ、肉餡入りの魚つみれなどが4つ入っていました。

つみれは弾力があって味もおいしく、子どもにも好評でした。
スープは優しいダシの効いた味。日本人ならほっとするようなおいしさです。

特製乾麺。これも優しい味。

猪頭皮(豚皮)なんかもおいしそうでした。ちなみに「猪」の字は豚肉です。

魚丸のお店はほかにもあちこちに。

■放山土鶏(地鶏料理)の「小師父」

台湾には鶏肉料理がけっこう多く、こちらもそのひとつ。
鶏油飯と一緒にオーダーするのがおすすめです(私たちはおなかいっぱいで鶏肉のみ単品で頼みました)。

こちらのお店、じつは小籠包も人気。そして筍の煮物も名物のようです。

次回は是非もっとお腹を空かせて、小籠包と筍も食べてみたいと思います。

九份。楽しかったね〜。また行きたいです!