台北からの日帰りツアーが多数組まれ、観光客がたえない「九份」。
でもここは、日帰りより宿泊したほうが楽しめる街だと思います。
“観光地あるある”で、「駆け足でまわっても人の多さばかりが目につくけど、夜〜明け方の時間帯をのんびり過ごせば満喫できる」場所なのです。
私たちも「泊まってよかった〜」な滞在ができました。
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九份に行きたかった理由のひとつは「眺めのいい茶藝館に行きたい」から。
気に入って2回も行っちゃった茶藝館は後ほど紹介しますが、まずは最も有名な「阿妹茶酒館」に行ってみましょう。
■赤い提灯が人気の阿妹茶樓
昨夜も混雑していたこのあたり、翌朝もすごい人並みでした(深夜と早朝はすいてていい雰囲気♥︎)。阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)はこの階段の途中にあります。
レトロな雰囲気の店内を抜け、屋外の席へ。
まだ朝早かったので並ばず入れてよかったです★
まぁまぁよかったのですが、ここはやっぱり日が暮れて赤提灯が灯る時間帯がよいですね。でも、そうなるとかなりの行列・・・。
お茶の味も「普通においしい」という感じ。ほかにもっとおすすめの茶藝館があるのですっ!
■眺めも味も最高!イチオシの水心月茶房
九份のおすすめ茶藝館は「水心月茶房」。このエリアで一番古い「九份茶房」と同じオーナーが手がけています。
両者はメニューも一緒なのでどちらもおすすめですが、水心月茶房はオープン当初「天空之城」という名前だったくらい、とにかく眺めがいいんです。
外観は、九份ではめずらしい赤レンガ。観光客の動線から少しはずれた立地なので人通りも少なく落ち着いた雰囲気です。
茶器がたくさん並ぶ店内もなかなか楽しいですが、おすすめは開放感あふれるテラス席!
こちらの良さは、雰囲気だけじゃなくてお茶がとってもおいしいこと!
ちなみにチーズケーキも本当〜〜においしかったです♥︎
■2日連続で通っちゃうくらい魅力的
九份初日は外の景色が楽しめるくらいの天候でしたが、その後雨が降り、翌日も雨模様(山の中なので雨は多いようです)。
とにかく茶藝館をたくさん巡りたかったのですが、「昨日行ったあそこがよかった!」「あそこのお茶をもう一度飲みたい」「あのチーズケーキももう1回食べたい」と満場一致で、水心月茶房に再訪(笑)。
ちなみにお値段は、
まず「茶水費」というのが一人につきNT$100かかります。
※茶藝館ではよくある「基本料」のようなもの。
頼んだ茶葉は、1日目は「杉林渓烏龍」。
杉林茶区内で海抜が最も高い産地の限定茶。常時濃い霧におおわれ昼夜の気温差が大きいところだそうで、茶葉に好条件の気候と良質な水質で芳醇な茶葉がうみだされます。
2日目に頼んだのは「蜜香烏龍」。
こちらも産地は高海抜。発酵度が約20〜30%で、昨日のお茶とは色も全く違います。成育中にウンカ(虫)がつき、その影響で天然の蜜を思わせる香りが得られるんですって!
ウンカって、実家の両親が「田んぼの敵」みたいに話していたものだけど、まさかそんな働きがあるとはっ。
茶葉は種類によって値段が違い、「杉林渓烏龍」「蜜香烏龍」はともに37.5gでNT$800でした。
高めですが、味が本当にいいし、余った茶葉はお土産に持ち帰れるので、大満足です。
ちなみにチーズケーキはNT$100でした。
最高の眺めと最高のお味。
「ここでお茶するためにまた九份に行きたい」と思わせてくれるお店でした。
■九份の街並みとグルメ情報はこちら↓にまとめました。