Kaoli’s Blog

2020-05-27

■家飲みが好きなら、いいグラスを使いたい

この先あと何回「家飲み」や「ホームパーティ」をする機会があるかな〜?と考えてみました。
ま、わが家はほぼ毎日「家飲み」してる状況なので(笑)、相当な頻度でグラスを使うのは間違いありません。

そうすると、「ちょっといいグラスを使いたい」というのは当然の心理よね!と思うわけです。

リーデル? バカラ? ロブマイヤー?

バカラやロブマイヤーは「もらったらうれしい」けど、家飲みで普通に使うにはまず値段的に買えない。
そして使うたびに「割れないうちに早く洗って、丁寧に拭いて、棚に戻さなきゃ」なんて、緊張して普通に飲めない気がしますw

■おすすめは、ショット・ツヴィーゼル SCHOTT ZWIESE

ちょっとくらい酔っ払いながら洗っても(笑)割れないくらいの頑丈さと、シンプルでかっこいいデザイン性。
収納に限りがあるため食器やグラスを買う際には家族会議を開いて吟味するわが家ですが、ツヴィーゼルはいろんな人にすすめるくらい気に入っています。

リーデルより知名度は低いですが、さすが「質実剛健」なドイツブランド。
じつは、高級ホテルやレストラン、航空会社などでもよく使われている「耐久性と高級感」を兼ね備えたメーカーなんです。

赤も白も泡も、エッジのある直線的なボウル形状が特徴的なPUREシリーズを愛用しています。写真のこちらは「ピュア ソーヴィニヨンブラン」。中身は息子が白ワイン代わりに(?)飲んでるおいしい緑茶「つゆひかり」。本当にこんな美しい緑色なんです!

なぜそんなに頑丈なのか?

秘密は、ショット・ツヴィーゼルが採用しているチタニウムとジルコニウム混合の「トリタン®クリスタル」という素材と独自の製法にあります。
透明度や輝きをアップさせながら強度もあげているんですね〜。

代官山に直営店「ツヴィーゼル・ブティック」があるのですが、そこに行くと「えっ!こんなことしても割れないの!?」と思わずびっくりするディスプレイがされているので、お近くの方はぜひ行ってみてください!

6脚まとめて買うならこちら↓のほうがお得みたいです。

■小学生も愛用!「緑茶」の味も変わります♥︎

プラスチックのコップなら割れることはないですが、使い方も適当になるのは当たり前。
「パパとママとおんなじグラス」を使うとき、息子は小さい頃からすっごく慎重にそーっと扱っています。

割れるグラスだからこそ大切にするんですよね。大人も子どもも。

小学生でも安心して使えるくらい、頑丈でかっこいいグラスって、良くないですか?
小学生の息子が月一で開催するカフェイベントの様子です。息子も使うしお客さんも使うので、結局は6脚買いました。
6脚セットはこちらで扱っています。2脚セットを3箱買うより断然安い!


しかも、「かっこいいグラス」は、単に「かっこいい」だけでなく、「味をよくする」効果もあるんです。

日本酒きき酒師の資格を取ったとき、ワイングラスで大吟醸を飲むと香りが際立ち、よりおいしく感じるのを知って驚きました。

今や世界中で大人気の「獺祭(だっさい)」は私の実家のすぐそばで醸造されていて以前からよく飲んでいますが、あのなんとも言えないフルーティで華やかな吟醸香は、ワイングラスで味わうと何倍にも増幅されるんです。

もともとグラスで飲むことを想定せずに醸されている日本酒でもそうなのですから、ご本家のワインは言わずもがな。
※赤ワインのグラスも今度ご紹介させていただきますね♥︎

ワインや日本酒だけでなく、先ほどから写真で登場している緑茶もそうです。
わが家では、私と夫が白ワインを飲むとき、お茶好きの息子も必ず同じツヴィーゼルのグラスで緑茶を飲みます。
「パパママとおそろい」というのがうれしいだけでなく、ワイングラスで飲むと「香りが全く違う」そうです。

私たちも緑茶で試しましたが、本当にそうです。
※良質なお茶を適切な温度でいれるとなおさらわかります。
お茶の話も近々まとめたいと思っています!

■シャンパングラスこそ、家飲みに必須!

赤も白ももちろんおすすめなんですが、家飲みを盛り上げるのに必須なのって、「まずは乾杯!」のためのシャンパングラスではないでしょうか。

もしここにシャンパングラスじゃなくてプラスチックのコップがあったら・・・んー、、盛り上がらないっ(笑)。
おうち時間やホムパを楽しみたいなら、買って損はないです。

こちらもPUREシリーズ。何度見てもかっこいいわ〜。
もちろんツヴィーゼルだけの「トリタン®クリスタル」なので頑丈で扱いやすいです。

「泡」を楽しみたいので、グラスの底に刻印された小さな「発泡ポイント」も重要です。
ゆったりと立ちのぼるグラスの中のペルル。す・て・き〜。

※ペルルって、シャンパンをグラスに注いだときに底からつながって上ってくる泡のこと。
真珠という意味らしいです。上の写真できれいに写ってますね。
で、表面にできる丸い輪がコリエ(ネックレス)だって。
さすが、フランス人は言うことが違うぜ。

PUREシリーズのシャンパングラスは少しボウルがゆったりしているので、香りをじっくり味わえます。
フレッシュなスパークリングより落ち着いたシャンパンやプロセッコを楽しみたい人に!

■スパークリングに合う、簡単 美味なおつまみ

スパークリングを飲むシーンって、パーティの序盤が多いですよね。
料理をつくる人も一緒に飲み始めたいので、「あらかじめ作って置いておける」「さわやかで軽やか」なおつまみがあると便利です。

◎レシピもどうぞ→「最強の前菜!アルゼンチン赤海老とサーモンのタルタル」

今回の写真に合わせたのは、アルゼンチン赤海老のタルタルとサーモンのタルタル。
生で食べられるアルゼンチン赤海老とサーモンをそれぞれ細かく刻み、さわやかに味付けしておいたもの。

これ本当に激うま! 海老好きな私が太鼓判を押します◎
レシピはこちら

簡単でおいしいし、クラッカーにのせれば立派なアンティパストに。
もちろんスパークリングによく合います◎

「グラスを変えるとお酒の味が変わる」
それは誰もが実感できる事実ですが、グラスの効果はそれだけではありません。

ツヴィーゼルのかっこいいグラスは、
家飲みの満足度・おうち時間の充実度をどどーん!とあげてくれますよ。




2020-05-22

■アウトドア・マニアの夫も驚愕した、すごいグリル!

キャンプが大好きです。
中でも夫は幼少期からキャンプを日常的に楽しんでいて、道具へのこだわりも相当なもの。

ある日のキャンプ風景↓
2012年の写真ですが、「グランピングを先取りしてたよね」とアウトドア雑誌の人によく言われましたw

白いテントはアメリカから個人輸入したKIFARU。関税がどうのとか英語でやりとりしてめんどくさかったけど、非常に気に入っております。上部から煙突を出して換気できるためテント内でストーブが焚けるすぐれもの!

夫が道具を選ぶ基準は

機能性、耐久性に優れている(用意や片付けの手間は惜しまないが、すぐにこわれたりやたら扱いが難しいのはNG。口コミ・評価をとことんチェック!)
・持つのが誇らしいデザイン(良質なデザインとは、機能と見た目の両方を満たしてこそ)
・リーズナブルな価格(これだ!と思ってもすぐには決めず、比較検討して品質・デザインが優れていてなおかつ最も良心的な価格のものにする)

です。
これらを満たしていないアイテムって、意外と多いんですよね・・・。

そんな夫が「バルコニーでもアウトドアでも使える、コンパクトで使いやすいBBQグリル」を探しまくり、たどりついたのがKVASSだったのです。

KVASSバーベキューコンロのおかげで、焼き鳥でもソーセージでも喜んで焼いてくれるようになった息子と友人。「お手伝い」が「楽しみ」に変わります!

■たったの1秒でサクッと展開・収納!

KVASSバーベキューコンロ、まず一目でわかるのはシンプルですっきりしたデザイン。

余計なでっぱりもないし、ロゴがブラックなのも良いですね。
飽きのこない、とても良質なデザインだと思います。

続いて機能性です。
なんと!たったの1秒で、まさしく瞬時に、展開・収納できちゃいます!

Amazonのページに動画も載っていますが、実際夫がやってみて
「ホントだ〜っ!1秒でできる〜っ!」とおもしろがり、
何度も閉じたり開けたりを繰り返していました。子どもかっ!w

そして、実際の使い勝手は、小学生男子だけでも余裕で使いこなせる感じ。

「3D循環型」という設計だそうで、通気・防風の熱循環にすぐれ、燃焼効率も高くなっています。
小学生たちも「火力が安定している!」といっちょ前に太鼓判!でした★

そして、収納性も抜群でした。
折りたたむと32cm×21cmで、厚みなんて数センチ程度しかありません。
(収納袋までついてます!)

これなら、
「たまに屋上やベランダでやりたい」という人でも収納しておけるし、
キャンプ道具一式と一緒にしまっておいても全く邪魔になりません!

■子どもとのおうち時間が充実します!

そもそも夫が「コンパクトなBBQグリルを探そう」と思ったきっかけは、息子。

COVID19の影響でまだまだ休校が続いていますから、
「家で何をさせよう、どのように過ごさせよう」というのは
どこの家庭にも共通するお悩みだと思うんです。

「せっかくの春なのに・・・キャンプやピクニックに行きたかったなぁ」
という息子のひと言に、私たちも「うんうん、わかるよ」とうなずき返し
「よっし、おうちでアウトドア気分を満喫しようではないか!」
ということになったわけです。

ソーセージも分厚いTボーンも、完璧に焼いてくれます◎
じぃじの誕生日には、実家のバルコニーでも焼き鳥ボーイズ大活躍。火起こしからふたりでやってくれました。
「炭火の香りがたまらないねぇ」とじぃじも大喜び!

■おいしい炭火焼き鳥が自宅で食べられます!

今回KVASSを買ったきっかけは、「自粛期間中のおうち時間を充実させたいから」というのがあったのですが、そもそも以前から「炭火のおいしい焼き鳥を家で食べたい」という野望を持ち続けていたことも大きいです。

BBQコンロってアウトドアだけじゃなく、普段の食事にも使えるんです!

普通の焼き鳥なら、鶏もも肉を適度な大きさに切って、エバラ「やきとりのたれ」をつけながら焼くだけで、めーっちゃおいしく焼き上がります。
炭火の香りって、なんでこうもおいしいのでしょうっ!

インドネシアやマレーシアの人気メニュー「サテアヤムや、なかなかお店では食べられないバリ風の「サテリリ」なんかもお手のもの!

※サテアヤム、サテリリは、私の料理教室でも大人気のメニューです。
近々、レシピもアップしたいと思っております〜。

こういう料理、もしKVASSのBBQコンロを買ってなかったら、家で作ることもなかったと思います。

というのも、以前、フライパンで作ってみたものの「あれ・・・?バリ島で食べたのよりおいしくない・・・」と感じ、以来作ってなかったんです。

東南アジアのお店って炭火焼きが普通なので、「あれよりおいしくない」と思った理由は、肉の味付けよりも、焼き方、つまり炭火効果だったんだなぁと思うんです。

いや〜、本当にいい買い物したな〜。
家族3人(+息子の友人たちもw)、大満足です★★★★★

2020-05-16

ヴェスヴィオ火山を背景に、まばゆいばかりの青い空と海が広がるナポリ湾にて、ランチできるレストランを探しています。

※サンタ・ルチアの素敵な雰囲気はひとつ前の記事ナポリの絶景!サンタ・ルチアの青い空とヴェスヴィオ火山」でご紹介しています。

■眺めのいいレストランを選んだら、味も最高だった!

ランチには少し早い時間帯で、どこもまだ人影まばら。
「せっかくのサンタ・ルチアだから、ともかく眺めのいいところを」としばし歩いていると、ひとりのカメリエーレが愛想良く話しかけてきてくれたので、「これもご縁!」とお店決定。

HOTELとRISTORANTEが併設されたTRANSATLANTICOトランサトランティコです。

おしゃべりしつつ気配りしてくれるカメリエーレのおじさま。

ホテル側に面したオープンテラスが抜群の眺めです。

■アサリの旨みがパスタにしみ込んだ最高のボンゴレ

ナポリに来たら絶対食べておきたかったのがSPAGHETTI ALLE VONGOLE スパゲッティ・アッレ・ヴォンゴレです。
カメリエーレのおじさんも「パスタの一番のおすすめはヴォンゴレです」と★

パスタ好きな息子も、この雰囲気の中で本場のボンゴレが食べられる!とワックワク。

ハーフサイズの白ワイン(€8)を注文し(息子はいつも通り、ACQUA MINERALE €2)、景色眺めつつワイン飲みつつ、ボンゴレを待ちます。

SPAGHETTI ALLE VONGOLE €14。期待をはるかに上回る美味しさ!

ひとくち食べて、濃厚な旨みに絶句。
アサリの旨みをパスタが完璧に吸い込んでいて、乳化具合もパーフェクト!

アサリ自体はもちろんおいしいのですが、麺が・・・!
ナポリのボンゴレには生クリームもバターも決して入っていませんが、入っているのかと思うくらいにクリーミー。

このボンゴレを食べるまで、自分でつくるボンゴレはどちらかというとつゆだくにしていました。
それはそれでおいしい「スープパスタ」のようだけど、本物のボンゴレは違うんですね。

材料は同じでも、作り方がちょっと違う。
その「ちょっとの違い」がこんなにも大きな差になるんだなぁ・・・
日本に帰ったら今日のこの味を何とか再現したい気持ちに駆られました。

■本場のペスカトーレも堪能!

ペスカトーレも食べてみたかったのでSCIALATIELLO PESCATORAシャラティエッロ ペスカトーラも注文。

SCIALATIELLO PESCATORA €14。たっぷりの魚介をトマトがまとめあげる、南イタリアらしい味わいです。ちなみに日本ではペスカトーレとして定着しましたが、正確にはペスカトーラです。

Scialatelliというのは、長方形の断面が特徴的な太くて短いパスタ。アマルフィ海岸のとあるシェフが生み出したといわれている、カンパニア州の代表的なパスタですが、カラブリアやバジリカータなど周辺地域でもおなじみです。

眺めも味も最高で、忘れられないナポリのランチとなりました。

メイン料理も食べたかったけど、ローマに移動する電車の時間までにあまりなかったので今回はパスタ2品だけ。

次回はぜひここでゆっくり景色を眺めながら、アンティパストやメインの魚介料理も堪能したいものです。

ナポリ。ぜひともまた行きたいです。

そして、本物のスパゲッティ・アッレ・ボンゴレを食べることができたので、わが家でもぜひ再現したいと思います。

↓↓↓↓↓


そして、レシピができました◎

「本当においしいボンゴレを作るための4つの秘訣」をご覧ください。

南イタリアを代表する大都市・ナポリには、趣の異なる2つの魅力があります。ひとつ目は、混沌と活気にあふれた旧市街。石畳の路地に庶民的なお店や飲食店がずら〜っと並ぶ下町「スパッカ・ナポリ」をぶらぶら歩いているだけでワクワクしちゃいます。
※スパッカ・ナポリのご紹介はまた別の記事にて!

■街の中心部からナポリ湾まで散策

そしてもうひとつは、ヴェスヴィオ火山を背景にまぶしく輝くナポリ湾の絶景です。
中心部から歩いて、海へと向かいましょう。

ナポリ湾に向かう途中で見えてくる「ヌオーヴォ城(アンジュー家の城)」。後で紹介する「卵城」の立地が不便だったため、「海からちょうどいい距離」にアンジュー家の新しい城(Castel Nuovo)としてカルロ1世が建てたもの。1284年建造の城は災害でこわれ、1443年アラゴン家のアルフォンソ1世が再建したそうです。

私たちが訪れたのは10月初旬でしたが、ナポリの日射しは真夏のよう。
サンタ・ルチアに向かう道すがら、「キリッと冷えたスパークリングが飲みたいな(でももこういう小さな店だし、あったとしてもビールかな)」と思いつつ海岸沿いの露店に立ち寄ると、なんとプロセッコが!

お店のおばちゃんと。このプロセッコ、たったの€3! 息子のお水と大差なし!

プロセッコでのどを潤しながら、ナポレターノお気に入りの散歩道、サンタ・ルチアの海岸通りを歩きます。

「ナポリを見て死ね」の言葉が生まれたのもうなずける、まさに絶景! 
ヴェスヴィオ火山を背景にキラキラ光るナポリ湾、たくさんの小舟、起伏のある海岸線・・・

しばし写真をお楽しみくださいw

■埠頭の先に建つ歴史的建造物「卵城」

サンタ・ルチア通りの先、ナポリ湾に浮かぶ小島・ガリデ島に建つのがナポリ最古の城「Castel dell’ Ovo(卵城)」。

長い埠頭の先端にあり、“海に突き出た城”として有名なサンタ・ルチアのシンボルです。

最初はローマ貴族の館が建っていましたが5世紀後半に修道院となり、12世紀にノルマン王によって要塞化され王宮に。13世紀にはアンジュー家の住居となりました。卵城という名前の由来は諸説ありますが、「基礎に埋め込まれた卵が割れない限り城が壊れることもない」という伝説も。

この「卵城」は長い歴史を誇るだけでなく、最上部にある砲台から絶景が眺められるのも魅力(しかも入場無料)。

そして、城の周りに軒を連ねるカフェやレストランがこれまた魅力的なのです。

今日のランチはこの辺りで!と決め、しばし散策しながらよさげなレストランを探すことに。

ナポリの猫おじさん。港町と猫って、どこの国にも共通するのどかでかわいい眺めですよね。
どこで食べようか迷いますが、せっかくなので絶景を眺めながら食べられる店を探しましょう。

■眺めのよいレストランで出会った、衝撃の美味しさ!

いろいろ歩いてみた結果、愛想良く声をかけてくれたおじさまのいるレストランでランチすることに決めました。

「何しろバリバリの観光地だし。雰囲気重視で味はそうでもないのかな」
なんて思いつつ注文したのに、これがなんと・・・思いがけない衝撃的な美味しさだったんです!

詳細は次回の投稿にて!

2020-05-04

■友人の竹林で「たけのこ掘り」

田舎の盆地で生まれ育った私にとって、「春のたけのこ掘り」は毎年当たり前に繰り返す日常のひとつでした。中学生ぐらいになると掘るのには飽きて、食べるだけでいいのに!と思ったりもしましたが。

息子はたけのこ掘り未経験。「ボクもやってみたーい!」と小さい頃から所望していましたがなかなかチャンスがなく。昨年から、知人の竹林にてたけのこを掘らせてもらえることになりました。

竹林の持ち主いわく、去年はたけのこが不作だったそうですが、今年は豊作とのこと。

2回目となる今年は、去年の経験があるし、本人的にも体力・筋力がついてきたので、大きなたけのこをたくさん収穫!

名人の指南で、先端だけが顔を出している状態から掘り始め。おかげでこんなに立派なたけのこもえぐみなし。それにしても、よくひとりで掘れましたっ◎
たけのこ料理に欠かせない山椒の葉も取らせていただきました!

■下茹でしてアクを取ったら、まずはわさび醤油でお刺身を

せっかくの掘りたても、放っておくとたちまちえぐみが増えてしまいます。一刻も早く下茹でせねば! わが家にある大きい鍋3つを総動員し、米ひとつかみ(米ぬかの代わり)とタカの爪も加えて、水から加熱。沸騰したら弱火にして1.5〜2時間茹で、たけのこがやわらかくなったら火を止めて、そのまま冷めるまで放置します。

そ・し・て!

まずはお刺身。わさび醤油でシンプルに味わいます。えぐみなんて全くなく、ほんのり甘くておいし〜い! さすが掘りたて!!

本当は『美味しんぼ』で観たように、下茹でもしないそのまんまの状態で味わいたいところですが、そこまでやるにはまだ地面から顔を出していないたけのこを掘り当てて、竹林で速攻食べるくらいでないとやはりえぐみが・・・(私が小さい頃、ばあちゃんや両親はそんな風にして食べていたそうです)。

わが家で愛用している、甘めの鹿児島醤油がお刺身にぴったり!

でも、下茹でしただけでそのまんま食べられるだけでかなりの贅沢。自分で掘らない限りなかなか味わえないおいしさです。

■揚げたそばからつまみ食いが止まらない「磯辺揚げ」

天ぷら粉に粉末の青のりを混ぜるだけなのでとても簡単なのですが、
揚げたてがたまらなくおいしくて、つまみ食いが止まりません!

ナポリでは、ピッツァの生地で魚介をフリットにしたものがストリートフードとして大人気で、みんな気軽に食べ歩いています。

同様にピッツァ生地を使った定番おつまみとして「ゼッポリーネ」があります。何かの具を包むわけではなく、ピザ生地(強力粉+薄力粉、ドライイースト、塩)に生の岩のりを混ぜて発酵させたものを丸め、カリッと揚げたシンプルなもの。青のりの香りと生地の食感、ほどよい塩気がクセになるおいしさで、私の大好物なんです。

そのゼッポリーネをたけのこの天ぷらにも応用。平たくいえば「磯辺揚げ」ですけどねw 
ナポリにも同じような「青のりの揚げ物」があるなんて面白いですよね。
イタリア人にもたけのこの磯辺揚げ、食べさせてあげたい!

生地を一から作るのは大変なので(あのガリッとした生地でたけのこを揚げるのも絶対おいしいと思うんだけど)、市販の天ぷら粉に粉末の青のりを加えて使用。
サクッと揚がったら塩を振りかけていただきます。簡単めちゃ旨っ!

思い返せばこの食べ方、実家の母がたけのこの季節によくやってくれたんです。
わが家は兄弟そろって「磯辺揚げ」が大好きだったので。

■イタリア人にも食べさせたい!バター醤油たけのこペンネ

こちらも「イタリア人に食べさせてあげたい」シリーズ。つまり、それくらいおいしいんです♥︎

たけのこ掘り初挑戦だった昨年、息子が自分で味付けして完成させたバター醤油のたけのこペンネ。これがびっくりするほどおいしくて、きっと今後も毎年必ず作る定番パスタになりそうです。

詳しいレシピはこちらからどうぞ。

■パルミジャーノとイタパセを散らしたたけのこのリゾット

もうひとつイタリア風のリゾットも。ペンネとほぼ同じ材料でできます。


「たけのこリゾット」はこちらのレシピもチェックしてみてください。

■「たけのこご飯」がやっぱり最高!

具は、にんじん、油揚げ、鶏もも肉、たけのこです。ダシと醤油で炊いています。いつもの炊き込みには干し椎茸も入れますが、たけのこのときは入れません。

パスタもリゾットも絶品に違いないのですが、やっぱりねぇ、一種のノスタルジーなんでしょうか、たけのこご飯は一枚も二枚も上手。

今回は大きめにたけのこを切って存在感を楽しみましたが、おにぎりなんかはもう少し小さめに切るとまとまりやすいです。
お味噌汁でもそえれば、すでにご馳走。
醤油をまわしかけながら焼きおにぎり!も最高ですよね。

田舎育ちの私にとっての「春」といえば、つくし、ぜんまい、蕗、たけのこなど、毎日おばあちゃんと一緒に、それこそイヤになるくらいに(笑)、裏山の身近な恵みを収穫していたものです。山菜や蕗はどうも苦手だったけど、今食べると「今だけ」のありがたさと、苦み走った独特のおいしさを感じますね。

おばあちゃんがよく「大人になったらねぇ、こういうのもおいしゅう感じるんよ。いまは苦いじゃろうけどねぇ」と言っていたけれど、本当じゃねぇおばあちゃん、と思います。

でも、子どもの頃からたけのこだけは好きじゃったよっ! とくにたけのこご飯ね。うん、これはもう、日本人みんなのノスタルジーなんでしょうね。

2020-05-02

「私の好きな #料理本リレー」のバトンがまわってきました。こんなタイミングだし、子どもと一緒に作りたいよね〜!ということで、お菓子の本をセレクト。「愛読している料理本・・・ど、どうしよう、どの子にしようっ!?」と愛ゆえの板挟み状態に悩みつつも、3冊ほどご紹介したいと思います。

「主婦と生活社」料理編集部 @ryourinohon の皆さんが始められたこのリレー。仕事仲間であり家族ぐるみのお付き合いもあり、おいしいもん大好き仲間でもあるCAKEの慶太くんからバトンがきましたよっ。またみんなで飲みたいな〜。

■”コンフィチュールの妖精”クリスティーヌ・フェルベールさんの『La Cuisine des Fées』

2008年の初版本です(今思うと、息子が生まれた同じ年!)。洋書専門店「嶋田洋書」(←2015年に閉店・涙)で買ったもの。カバーをはずすと汚れそう、とめずらしく透明カバー付きのまま保存しています。


写真集を見るときと同じく、ページにあとをつけるのがイヤなので、きっちり開くこともできないっていうw

フランス語は一切読めません。レシピブックなのに読めないって、ちょっとあなた。でもこれは、アートブックなんです。技術と技の結晶です✨️ 

ともかくちょっと見てくださいよ、みなさん。

なんだこのドリーミーなスタイリング。ドリーミーでいて甘すぎない。実際食べたらきっととろけるほどに甘いんだけどさ、ほどよく硬質感があって絶妙なスタイリングです。

文字側のページのデザインもいいんです。添えられたイラストも素敵。

ここに載っているお菓子を私が作ることは、残念ながら一生ないと思うけど、息子にも受け継ぎたい料理本です。

1冊でこんなに長くなっちゃって・・・あと2冊だけ、紹介させてください。

■暮らし方が伝わる『ステラおばさんのアメリカンカントリーのお菓子』

2冊目は、「眺めて楽しい」だけでなく、「ちゃんと作れる」のも魅力のこちら。『赤毛のアン」とか『大草原の小さな家』、そしてターシャ・テューダーが好きな方なら絶対気に入る良書です。

※大草原の小さな家、いまAmazon Prime Videoで提供中なので、家族で観てます。素敵すぎて毎回泣ける・・・(今日観た第3話も号泣ポイント3回)。

著者はジョセフ・リー・ダンクルさん。株式会社アントステラの代表取締役。つまり、ステラおばさんの手焼きクッキーのお店を日本で全国展開してくれた人。Aunt Stella(ステラおばさん)は彼の叔母さんです。

舞台はステラおばさんが暮らしたペンシルバニア州、ダッチ・カントリー。はるか昔から受け継がれるアーミッシュの暮らし方や、素朴でおいしそ〜うな、ステラおばさん秘蔵のレシピが紹介されています。キラキラしてるんですよね、全ページが。

写真を眺めるだけでも幸せな気持ちに包まれますが、そこに書かれた「アーミッシュの暮らし」がまたなんともいえず良いのです。

もっと良いのが、レシピが写真入りでわかりやすいこと! いろ〜んなカントリー・クッキーからケーキ、パイまで、たくさん作りたくなっちゃいます。

私がよく作るのは、表紙にもなっている「Apple Upside-down Cake アップル・アップサイドダウン・ケーキ」ですが、ココナッツLoverなのでAngel Food cake エンジェル・フード・ケーキも好きです♥︎

■家族の思い出を毎年作る『クッキーのレシピ集500』

最後に紹介するのは、息子が小さい頃からのお気に入り料理本。寝る前に「きょうはこのほんをよんでね」と読み聞かせ本に指定してきたことも何度か(何度読んでも、書いてあるのはレシピなんだけどw)。

たくさん付けられたブックマークも、「次に作って」と、息子が貼りまくったものです。

中でも私たち家族にとって特別なのはレイヤード・バースデー・クッキー。

500もあるレシピの中でも、このクッキー(というか、もはやケーキですけど)に熱烈ラブコールを送っていた息子のリクエストに応え、初めて作ってみたのが2013年。5歳のときです。ちょっと見本とは違うけど。

4歳のときから「作ってほしい」と言われ、それ以降も折に触れてこのレシピ集を見ていたので、彼にとっては一年越しのケーキ。完成品を見て「はっ!!」と息を呑む、「うれしさ」を表現するお手本のようなリアクションでした。

マーブルチョコの色をブルーと白だけにまとめてみたり、チョコレートをホワイトチョコに変えてみたり、キャンドルが変わったりして、毎年少しずつ見た目は変化しますが、誕生日になると今も必ず作っています。「今年は違うケーキにする?」と息子に聞いたこともありますが、「いやだ、絶対あれがいい!」と。彼にとって、バースデイの思い出はあのケーキとともに形作られていくのでしょう。もちろん私たち親にとっても。

著者であるフィリッパ・ヴァンストーンさんにお礼をつたえたいくらい、キドウエ家にとってスペシャルな料理本なのです。

#料理本リレー、お次はbaby toy代表も務める、じゅんじゅんことSatoko Hirano にバトンを。彼女が毎年子どもたちのためにつくるバースデーケーキの大ファンです。そして彼女が綴る言葉も大好き。

2020-04-26

なにかと忙しい朝、朝食は基本的にパン派です。
中でもスーパーで普通に買えて重宝するのがマフィンと食パン。

マフィンはパスコの「超熟イングリッシュマフィン」
食パンは同じくパスコの「超熟」、もしくは、近所のスーパー「ライフ」の高級系食パン(といっても安い)を愛用しています。

マフィンも食パンも、焼いてバターを塗るだけでおいしいですが、アレンジしやすいのもポイントですよね。

まずはマフィンの使い方をご紹介したいと思います!

※「エッグ・ベネディクト カルボナーラ仕立て」のレシピだけ見たい!という方は、こちらをご覧ください。

■こんがり焼いたマフィンがあれば。

両面をこんがり焼いて、卵(目玉焼きかスクランブルエッグ)とベーコン(or「香薫」ソーセージ)、プチトマトなどを添えるのがいつもの朝のワンプレート。

ひとつの鉄鍋でマフィン→ベーコン→スクランブルエッグの順に焼いています。スクランブルエッグを焼く頃には鉄鍋が温まっているので、味付けした卵液をジャッと流し入れてすぐ火を止め、何度かフライ返しでざざっと混ぜたらできあがり。とろっとろに仕上げます♥︎

マフィンといえば、当たり前だけど「2つにわかれている」のが大きな魅力!
おかげでサンドしやすいし、半分にはソーセージ、もう半分は卵で・・・など別の楽しみ方もできます。

上の写真では卵とベーコンをあらかじめサンドしていますが、息子は「自分ではさみたい!」と所望。卵だけ、ベーコンだけ、ソーセージだけなどそれぞれに楽しんだり、好きなタイミングでサンドするのが楽しいようです。

スクランブルエッグの代わりに半熟の目玉焼きを添えると、カリカリの白身部分だけ先に食べ、とろっとろの黄味とベーコンをサンドして、口周りや両手を卵でべとべとにしながら「ワイルドでしょ?」なんて言いながら食べてます。

クリームシチューやスープに添えるのもマフィン

スープのお供としても優秀です。
昨夜の残りのシチューでも、粉末のコーンスープでもいいんです。
こんがり焼いたマフィンがあれば、子どもの食も進みます♥︎

わが家の定番クリームシチュー。玉ねぎ、にんじん、ポテトにチキン。そのほか、ブロッコリーも加えてクタクタに煮込んだり、アスパラを添えたり。春先は私の実家から届く山口県オリジナルの野菜「ハナッコリー」も散らします。ハナッコリー、クセがなくて生でもおいしいんです!

バゲットも大好きなのですが、クリーム系のスープやシチューには断然マフィン。ホントよく合います。

■休日の朝はひと手間かけてエッグ・ベネディクト

そして、マフィンといえば、エッグ・ベネディクトです。

1.オランデーズソースをつくる
2.ポーチドエッグをつくる
3.イングリッシュ・マフィン(半分)を焼く
4.ハムかベーコンを焼く
5.盛り付ける

というシンプルなつくり方です。

ポーチドエッグは低温調理器「anova」で10個くらいまとめて作っています。
ポーチドエッグを冷蔵庫に常備しておくと本当に便利!
そのレシピも後日ご紹介しますが、めっちゃ簡単で失敗知らずです。

■でもじつは、オランデーズソースが苦手・・・

オランデーズソースは、バターとレモン汁を卵黄と混ぜて乳化させ、塩と黒コショウで風味付けしたフランスの定番ソースです。

簡単なのですが、どうもこのオランデーズソースが夫も私も苦手なんです。
昔カフェで流行したときに何度か食べましたが、「すっぱい!」という印象しかなく。

酸味をおさえればいいのかな、と夫が何度か作ってみましたが、がんばって作った割にやっぱり反応がイマイチなので(大人はまぁおいしく食べられますが、息子は無言・・・)、改良を試みることに。

■ソースをカルボナーラ風にしたら大好評!

たぶん、写真だけで美味しさが伝わっちゃってるはず(じゅるる♥︎)

作り方は普通のエッグベネディクトとほぼ同じですが、「オランデーズソースをつくる」の工程がなくなって、より簡単になります。

必須の材料は、パルミジャーノ・レッジャーノ(もしくはグラナ・パダーノ)とたっぷりの黒コショウです。
こんがり焼いたベーコン、黄味とろっとろのポーチドエッグと一緒に味わえば、まさしくカルボナーラ風!

絶対おいしいやつです、これ!!

本物のカルボナーラに敬意をこめて、ベーコンではなくパンチェッタの薄切りを使いたいところですが、ここはベーコンで十分です。
チーズも、本物のカルボナーラはペコリーノ・ロマーノですが、入手しやすいパルミジャーノ・レッジャーノでOKです。

※写真だけでも作り方は伝わるかと思いますが、さらに詳しいレシピはこちらにまとめています!

■次回は、朝食に欠かせないもうひとつの主役「食パン」登場

お楽しみに〜♥︎

2020-04-24

■ロールキャベツは苦手→作り方を変えてみよう

私も夫もロールキャベツは苦手で、家で作ったこともありませんでした。

「ベーコンは好き。でも煮込んでスープにすると味も香りも台なし!」
「肝心のキャベツや中の詰め物も、スープに旨みが溶け出してない?」

というのがその理由。

でもあるとき、美しきCavolo Verza(ちりめんキャベツ)を入手して何を作ろうかなと考えていて、「ニガテ意識を覆し、むしろ好物になるおいしいロールキャベツを作ってみよう!」と思ったのです。

ニガテ克服の鍵は、
1)イタリアのレシピを参考に詰め物を改良する!
2)煮込まずにオーブンで焼く!

この2点のおかげで、劇的にうんまいレシピが完成することになるのです。

完成したレシピはこちらからどうぞ!

■詰め物のポイントは豚肉とバスマティライス

詳しい作り方はレシピをご覧いただくとして。
とにかく独特なのは、中に詰めるものです。

今回は、「イタリア料理を参考に」と決めていたので、詰め物にはお肉だけでなくお米も混ぜています。
おいしいリゾットを作ってキャベツでくるむイメージです。

そしてお米の種類がこれたま重要。
ジャポニカ米ではなくイタリアの米に近いバスマティを使用しましたが、これが、いやもう圧倒的に、大・正・解!

このレシピのポイントはバスマティライスにあり!といってもいいくらいです。

ジャポニカ米が和食に欠かせないのは言うまでもありません。
お米だけで味わうと「日本の米って最高!」といつも思うのですが、リゾットにするにはやっぱりイタリアのRisoがベスト。
食感や味わいがまるで違います。

でもイタリアのお米を日本で買うとどうしても高くつくんですよね。

そこで、バスマティライスです。
イタリアでもバスマティライスは普通に売られていますし、性質的に似ています。

※バスマティは新大久保の「ナスコフードコート」なら1kg 500円程度!
ナショナル麻布でも売っていますしもちろんネットでも買えます。

バスマティが入手できないときはジャスミンライスでも代用可ですが、バスマティはインドカレーのお供にはもちろん、炒飯やリゾットにも抜群なので、ぜひ入手してみてください!

※バスマティライスについては別の記事でもご紹介予定です。
そのくらいおすすめしたい米なので、ホントに一度試してみていただきたい!

ロールキャベツは「焼き」に限ります!

そんなわけで完成した新型ロールキャベツ。

本当~~においしいので、ぜひぜひ作ってみてください!

レシピはこちらからどうぞ!

2020-03-18

ローマに行ったらジェラート食べて。・・・あとは?

ローマといえば、トレビの泉? スペイン広場に真実の口? あ、そうそうコロッセオ! あとは、カルボナーラとアマトリチャーナとジェラート食べて、老舗バールに行けたらいいや。

ローマに行くことが決まってからも、その程度の情けない知識しかなかった私。そもそもローマは「プーリアに行くための玄関口として」行きと帰りにしょうがなく1泊ずつ・・・という失敬な感じだったのです。

もちろん「せっかくだから!」と、そういうのもしっかり堪能したんだけど(ザ・観光地の写真はまた別の記事にて)、当初ノーマークだったのにかなり気に入ったエリアが「トラステヴェレ」でした。

■ローマの魅力は「テヴェレ川の向こう」にあり!

ローマの中心部はテルミニ駅周辺(初日は、移動の便利さを考えてテルミニ周辺に泊まりました)。トレビの泉やスペイン広場があるあたりです。コロッセオや真実の口はやや離れていて、ローマ市内を流れる「テヴェレ川」のそば。

そして、この川を渡った西側のエリアが「トラステヴェレ」(日本語でテヴェレ川の向こう側)。安くておいしいトラットリアがたくさん立ち並び、静かさと街歩き要素がほどよく同居する「ローマの下町」です。

テヴェレ川を渡ろうとしていたちょうどそのとき、旧型のチンクに遭遇♡

ローマ最大級の蚤の市で掘り出し物に出会う!

毎週日曜日、ポルタ ポルテーゼ(ポルテーゼ門)界隈ではローマ最大級の蚤の市が開催されます。蚤の市、大好物♡ そもそもローマ最終日がたまたま日曜日だったので「ならば!」とトラステヴェレ宿泊を決めたようなもんです。

別名「泥棒市」と呼ばれたりもするこの蚤の市。「どこから盗んできたの!?」という珍品が並ぶこともあるため、その名が付いたそう。
とくにあやしい雰囲気はありません(笑)。そもそもローマ自体にスリが多いようなのでそれなり注意しつつもキョロキョロとそぞろ歩く。楽しい。

とくに何かお目当てがあったわけではないけれど、すっごい気に入ったのがこれ!アラブ系の男性が売っていた指輪たち。どれもかわいい♡

純銀だからお買い得だよ、1つ20€。とか言われたけど、交渉して10€に。もっとたくさん買ってまとめ値引きを狙いたかったんだけど、最終日だったこともあり、あまり現金を残しておらず。残念。

でも、素敵な指輪が買えて大満足♡
古本もめちゃ安。シゲさんが「撮影小物に」とローマ市内のまぁまぁお高いところで買ってたんだけど、こっちの方が安くて種類も多かった!次回はここで。
変な石像、でっかい仏像、片っぽだけの靴とかもあって、なかなかのカオスっぷり。じっくり探せば素敵な掘り出し物に出会えそう? 

ローマの中心部よりのんびりオシャレな街歩き

テルミニ周辺は店も名所も多くてその分人もいっぱい。あれはあれで楽しいけれど、程よい活気と風情がある街並みをあてもなく歩いたり、川沿いのオシャレなバーで飲んだり、安旨のトラットリアで食事したりしたい人にはトラステヴェレはとてもよいと思います。

どこを歩いても石畳、というのが素敵。アスファルトではこうはいかない。全体的にフラットだし、楽に歩き回れる小さな規模なのもまたよいのです。歩くのが楽しい街って、いいよね。

今回はお目当ての店を決めていたけど、目と鼻を頼りに食べ歩くのも楽しそう!
中心部より、トラステヴェレのほうが断然好きな雰囲気でした。
いかにもおいしそうなトラットリアもいろいろ。高級そうなオステリアやリストランテもあり、食目当ての観光客も多いエリアなのです。

■ラストランチはカルボナーラとサルティンボッカ

ローマ最終日、っていうかイタリア最終日のランチは、伝統的なローマ料理のお店「Checco Er Carettiere 」ケッコ・エル・カルティエーレへ。

入口は小さめですが中は広々。中2階まであってけっこうなお客さんが入れそう。
まずはvino。ハウスワインは1グラス3€ととてもお手頃。
家族連れやカップル、ワンコも一緒ににぎわう店内♡ 壁にはこの店を訪れた銀幕のスターたちの写真が飾られています。
天井が高く、開放感があります。吊されたにんにくまでなんかおしゃれ(笑)。これ、お料理に使うんだろうか(使っててほしい)。
野菜のアンティパストもいろいろおいしそう。

せっかくだから「ザ・ローマ料理」を食べたいよね。トッキーは「カルボナーラ!」と最初から決めていたので、あとはアマトリチャーナとサルティンボッカを頼むことに。

Spaghetti alla carbonara €18.00
Bombolotti all’ amatriciana  €18.00
リガトーニより短め、パッケリより小さめのボンボロッティを使ったアマトリチャーナ。昔ながらの伝統的なレシピで、おいしかったです。
Saltimbocca alla Romana €22.00
サルティンボッカに付き物のセージは、お肉とプロシュットの間にはさまっていました。これは、お家でぜひ再現しようと決めました。
おいしくいただきました♡
ワンワンにもご挨拶して帰りましょう。

あっという間のトラステヴェレ滞在。またぜひ再訪したいと思います。

そして、今回初めて食したローマのサルティンボッカ。お肉がしっかり目に焼いてあって(日本人的にはやや焼きすぎなくらい)、そこが残念だったんだけど、セージの香りがとてもおいしかったので、ぜひキドウエ家のレシピとして開発したいと思います!

2020-01-20

■白い迷宮チステルニーノのお肉屋さん

イタリア南部・プーリア州には、白い迷宮のような素敵な街がたくさんあります。

たとえばここは、チステルニーノ。世界遺産のアルベロベッロからほど近い街ですが、あまり観光地化されていないのもここの魅力です。

どこを歩いても心浮き立つような、本当に素敵なかわいらしい街なのですが、じつはここ、“肉の街”でもあります。小さな街の中にお肉屋さんがいっぱい! その中のひとつに行ってみましょう。

■サルシッチャもボンベッテも、猪ラグーも絶品!

お肉屋さんはロスティッチェリア(あぶり焼き肉屋?)も兼ねていて、店頭で好きなお肉を選ぶと、それを店内で提供してくれます。

炙り焼きは炭火で焼くのが基本。肉の余分な脂肪を焼き落としながら香ばしくジューシーに仕上げてあります。香りも最高。ぐるぐる巻きのサルシッチャもボンベッテ(肉を肉で巻いた肉爆弾!この辺りの名物です)もおいしかったのなんの。とくにここのサルシッチャはすっごくおいしくて、たまりませんでしたっ!

そして、このお店のOrecchiette al Ragu di Cinghiale、オレキエッテの猪ラグーもとてもとてもおいしかったんです。

ゴロゴロ牛肉のラグーソース、レシピはこちらから!

■ラグーソースは牛・豚・猪・ウサギ・・・何でもあり!

フランス語のラグー ragoutは「煮込む」という意味。英語でいえばstew(シチュー)です。肉や魚などの食材をコトコト煮込んでつくればすべてラグー。ゴロッと贅沢に肉を味わう「牛ほほ肉の赤ワイン煮込み」などもragoutです。

イタリアのraguも語源は同じ。ですが、こっちはパスタにかけるソースを指します。

ラグーは牛肉や豚肉に限らず、サルシッチャでもウサギでも馬肉でも、さっきみたいな猪でもOK。牛と豚を両方入れてもいいし、魚介系ラグーもおいしいですよね。タコとかね。多様な郷土料理を有するイタリアらしく、その土地固有のラグーが全土で作られています。

写真のこちらは、アルベロベッロの名店「Il Poeta Contadino」で食べたFerrazzuoli pasta with rabbit bolognese(€18)。ウサギーのラグーです。フェラッツオーリというパスタはスパゲティが2本くっついたみたいな、真ん中に筋が入ったようなカタチ。このソースもとてもおいしかったです(トッピングされたウサギのお肉は息子に独り占めされましたw )

■プーリア名物・ブラチョーレ(肉巻き)のラグー

肉の種類が自由なだけでなく、肉の形状も自由。「挽いた肉」にこだわる必要はありません。

たとえばプーリア地方の特徴的な具材(?)はブラチョーレ(インヴォルティーニ。肉巻き)。ブラチョーレは南イタリアの郷土料理です。薄切り肉に葉野菜やハーブ(セロリの葉っぱ、イタリアンパセリなどお好みで)とすりおろしたチーズなどを巻いてフライパンでしっかり焼き、その後トマトピューレで煮込みます。

ブラチョーレはそのままセコンドにできるし、肉の旨みがたっぷりあふれ出たソースはパスタと和えて食べられます。

プーリア滞在中、尊敬する「料理の師匠」がブラチョーレを教えてくださったんですが、「へぇ〜!こんなラグーソースもありなのか!」と感動しました。

これが師匠のブラチョーレ。シンプルだからこそおいしさがより実感できるっていう、イタリアらしい料理です。

ブラチョーレのおいしさがしみこんだソースはみんなで手打ちしたオレキエッテ&トロフィエにかけて。一石二鳥のブラチョーレ♡

■Ragu alla Bolognese(ボロネーゼ)のレシピをチェック!

お店によって、家庭によって、いろんなレシピが存在しそうなラグーですが、やはり日本で一番有名なのはボローニャ地方のRagu alla Bolognese(ボロネーゼ)でしょう。キドウエ家のレシピを確立する前に、もちろんボロネーゼもチェックしないと。

ボローニャのボロネーゼ(発音はボロニェーゼに近いです)は、ソフリットした香味野菜(玉ねぎ・にんじん・セロリ)、大きめに挽いた牛肉、赤ワイン、トマトピューレを煮込んで、仕上げにパルミジャーノ・レッジャーノをたっぷりかけます。

使うパスタはスパゲッティではなく、Tagliatelleタリアテッレ。本場では、小麦粉(デュラム・セモリナではなく軟質の小麦粉)と卵でつくる生タリアテッレが使われます。

●伝統的なRagu alla Bologneseのレシピ動画を見てみましょう。

Burro(バター)を使うのが北イタリアっぽいですね。南ならオリーブオイル。ラードもけっこう使われます。ソフリットにはオリーブオイルを使い、仕上げにバターを加えてコクを加える人もいますので、このへんはお好みで。

■Ragu alla Napoletana(ナポリ風)も要チェック!

続いて、Ragu alla Napoletana(ナポリ風ラグー)を見てみましょう。

ボローニャのボロネーゼとは少々違い、肉を大きめに切って強火でジューッと焼いてから赤ワインとトマトソースで煮込む、という作り方がナポリ風。

ちなみにナポリのラグーは「ナポリ風ジェノヴェーゼ」とも呼ばれます。普通はジェノヴェーゼというとバジルを使った「ペスト・ジェノヴェーゼ」ですよね。ナポリではラグーなんですって。ややこしい!けどおもしろい。

ナポリ風は香味野菜のソフリットは入れないことも多いですが、玉ねぎはたっぷり。肉は牛すね肉、サルシッチャ、骨付きスペアリブなど旨みの出るものをお好みで。日本だとおいしいサルシッチャが入手しづらいので、パンチェッタは必ず入れましょう。さきほどのブラチョーレはナポリでもよく食べるそうです。

●ごろっと大きいお肉を贅沢に使うIl ragù napoletanoの動画をチェック!

パスタの種類はボロネーゼほど厳密ではありませんが、太めの筒状パスタ、リガトーニなど、ショートパスタのほうが主流です。パッケリとかね。ソースもそうですが、パスタの種類も把握しきれないくらいに存在していて、地域性が明確なのもイタリアの特徴です。ホントおもしろい!

※そうそう、なんとサイゼリヤでも「ナポリジェノベーゼ」が食べられます(期間限定です)。エリコイダーリというショートパスタが使われています。玉ねぎの甘みが効いていてなかなか美味。ちょっと塩気が足りないけど、そこは足せばいいかな〜と。なにしろ安いので気軽に試せますよね。

そして、わが家のラグーソースが完成した!


肉の街のお肉屋さんで食べた猪ラグー。本当においしかった。
師匠に教わったブラチョーレのソース。目からうろこだった。

いろんな経験を通じて学んだこと、それは「ラグーソース=牛か豚のひき肉」じゃなくていいんだな、という、おそらくイタリア人にしてみたら「あったりまえじゃん!」なことでした。

とはいえ、猪やウサギを家庭料理で普通に使うのは東京ではハードルが高すぎますよね。

なので、わが家のラグーソースは牛や豚を使うけど、「ひき肉」ではなく、ゴロゴロのお肉を使うことにしました。

かたまり肉をハンドチョップするんです。 え?そんなのメンドクサイ!と思いますよね?

でも、実際やってみると、そうでもありません。
ゴロゴロ肉なのでそんなにがんばって小さくする必要はないし、あのおいしさを知ってしまうと、もうひき肉には戻せません。そのくらい、本当〜においしいんです。

ちなみにわが家では夫と息子がハンドチョップ係。夫いわく「よく切れる包丁を使うのがポイント」だそう。しっかり包丁を研いでから臨みましょう^^

牛の場合は赤ワイン、豚の場合は白ワイン。どちらにもパンチェッタは必ず入れます。大好きなプーリアの街に想いをはせながら、パスタは手打ちのオレキエッテ。

キドウエ家のレシピ、Orecchiette al Ragu、完成です。

●キドウエ家のゴロゴロ牛肉のラグーソース、レシピはこちらから!


追記:猪による里山被害が増えてるといいますが、日本でも猪ラグーが広まってほしいな〜。私も以前、いただきものの猪肉をラグーソースにしましたが、ホントおいしかった!